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スピード経理で会社が儲かる
【第2回】 2017年1月20日
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前田康二郎

「遅い経理」が会社を赤字にする!
そのメカニズムとは?

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「経理が遅いと、会社が赤字になる」。そんなバカなと思われるかもしれませんが、これは事実です。

起点となるのは「社長の不安」です。

「社長の不安」→「経理のスピードダウン」→「赤字(売上悪化)」のメカニズムをお伝えします。

「経理が遅い」と会社が赤字に!なぜ?

 本連載のテーマは「経理のスピードアップを通して、会社を黒字体質にする方法」です。

前田康二郎(まえだこうじろう)
1973年生まれ。学習院大学経済学部卒。
レコード会社など数社の民間企業で経理・総務業務を行い、大手PR会社では経理部長としてIPOを達成。その後中国へ赴任し、現地社員への管理業務の指導等を経て独立。
独立後は、黒字会社を中心に経理業務の受託を行っていたが、携わる会社がことごとく急成長を遂げる。その理由を観察・分析し、「黒字会社・黒字社員の習慣」をまとめる。そしてそのメソッドを、赤字で苦しむ製造業の会社で実践。経理部長代行として、毎月10営業日訪問し、経理を通した組織改善を進める。
結果、わずか1年で5000万円の営業赤字が5000万円の営業黒字に反転し、1億円の利益改善に成功。その後も2期連続で黒字を達成し会社を軌道に乗せ、金融機関の与信ランクも回復させた。
現在は「フリーランスの経理」として、製造業やサービス業など幅広い業種を対象に、3~7社の業務を常時並行して行っている。黒字会社のさらなる黒字化のアドバイスに加え、赤字体質の会社への社員指導、利益を生む組織改善の提案にも定評がある。

 その具体的な方法論の前に「経理が遅いと、会社が赤字になるメカニズム」「遅い経理が会社に与える悪影響」についてお伝えします。

 自社の状況を思い浮かべながら、読み進めてください。

 仮に優秀な経理社員がいても、会議資料が膨大であれば、当然ながら資料作成にも時間がかかります。「経理のスピードアップ」を行うには、資料をある程度「厳選する」必要があります。

 しかし、「それでは不安」「数多く資料を持っていたほうが安心」と考える方も多いのではないでしょうか。

 ではなぜ、「不安」「安心感がほしい」という心理に駆られるのでしょうか。その心理を理解できれば、会議資料がグッと減り、経理作業もスピードアップできるはずです。

こんな「会話」に要注意!

 例えば次のような会話があったとします。

上司「ねえ、2月はどうしてA部門はこんなに数字悪かったの?」
部下「えっと……少々お待ちください。あ、2月は日数が少なかったので……」
上司「いや、そうじゃなくて、前年対比でも悪くなっているじゃない」
部下「あ……」
上司「わからないんだったら、次回から説明できるような資料を準備しておいて」
部下「はい……」

 これで余計な資料のできあがりです。立場の弱い部下が会話上で受け身に回ってしまうと、資料は増える傾向にあります。そして次月を迎えます。

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前田康二郎(まえだ・こうじろう)

1973年生まれ。学習院大学経済学部卒。
レコード会社など数社の民間企業で経理・総務業務を行い、大手PR会社では経理部長としてIPOを達成。
その後中国へ赴任し、現地社員への管理業務の指導等を経て独立。独立後は、黒字会社を中心に経理業務の受託を行っていたが、携わる会社がことごとく急成長を遂げる。その理由を観察・分析し、「黒字会社・黒字社員の習慣」をまとめる。
そしてそのメソッドを、赤字で苦しむ製造業の会社で実践。経理部長代行として、毎月10営業日訪問し、経理を通した組織改善を進める。結果、わずか1年で5000万円の営業赤字が5000万円の営業黒字に反転し、1億円の利益改善に成功。その後も2期連続で黒字を達成し会社を軌道に乗せ、金融機関の与信ランクも回復させた。
現在は「フリーランスの経理」として、製造業やサービス業など幅広い業種を対象に、3~7社の業務を常時並行して行っている。黒字会社のさらなる黒字化のアドバイスに加え、赤字体質の会社への社員指導、利益を生む組織改善の提案にも定評がある。
著書に『スーパー経理部長が実践する50の習慣』『職場がヤバい! 不正に走る普通の人たち』(以上、日本経済新聞出版社)、『1%の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。
 


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