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金融市場異論百出

“ジャイアン”トランプに対して
日本は“スネ夫”であるべきか

加藤 出 [東短リサーチ代表取締役社長]
2017年2月16日
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ドラえもんがいない現実世界において、ジャイアンとそっくりな態度を示すトランプ米大統領と、日本はどう付き合うべきか Photo:アフロ

 ドナルド・トランプ米大統領は2月6日、彼の政策への支持率が低いという世論調査を基にした報道記事は、全て「偽ニュースだ」とツイッターでわめいた。相変わらず「俺さまに従わないやつはぶっ飛ばす」という態度をまき散らしている。

 こうしたガキ大将のような幼児的権威主義は、テレビアニメ「ドラえもん」に出てくるジャイアンとそっくりだ。普通は大人になるとそうした傾向は弱まるものだが、彼はそのまま70代に到達した。

 この“ジャイアン”と日本は付き合っていかなければならない。ドラえもんがそばにいれば、のび太でもジャイアンと対峙できるが、現実にはいない。となると、われわれは身を守るためにスネ夫のようにジャイアンへ貢ぎ続けなければならないのだろうか。

 外交はいつも正論で済むものではないから、戦略的に“スネ夫”になることも確かに時には必要だ。とはいえ、最近の日本の論調は、いかにしてトランプさまの逆鱗に触れないようにやっていくか、あるいはいかにしてご機嫌を取っていくか、という視点に過度に傾斜しているように思われる。

 特に1月31日にトランプ氏が、中国、日本、ドイツは為替レートを減価させて好き勝手にやっていると発言してからは、日本はスネ夫的に擦り寄っていくしか選択の道がないかのような空気が流れている。しかし、トランプ氏のあの発言は米国ではさほど大きな扱いになっていない。米ワシントン駐在の知人は、「日本の新聞を見たら、1面トップの扱いだったのでびっくりした」と話していた。

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