状況が落ち着いたら再認定を

Dさんの母親は、その後、「要介護2」と認定されました。
骨折の影響で、外出時には車椅子が必要になりましたが、自宅内は歩けます。

最初の介護保険の申請から数年経っていたので、新規の場合とほぼ同じ手続きが必要でしたが、救急搬送されたことで早く診断がつき、申請はスムーズでした。
現在は、担当のケアマネが決まり、父親とDさんの希望を考慮した介護サービスの利用も始まっています。

●ポイント
ただごとでない容態だと感じたら、意識のあるなしにかかわらず、ためらわずに救急車を要請しましょう。1本電話をすることで、手術やリハビリのタイミングを逃さずに済み、寝たきりになるのを防げるかもしれません。

電話する際には「○歳の母(父)です。持病に○○、過去の病歴に○○があります。現在の状態は○○です」と判断材料になる情報も伝えてください。必要性や緊急性がよく伝わり、先方も対処しやすくなります。

北海道、東京、愛知、大阪、奈良では「救急安心センター」が設置されており、救急車を呼ぶべきか迷ったときは、「#7119」に電話して相談できます。