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がんばらない介護
【第1回】 2017年3月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
橋中今日子

いつもと様子が違ったら
迷わず救急車を呼ぶ
介護保険制度やサービスを使いこなす方法1

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意識があっても救急車を要請する

はっきりしたことはわかりませんが、数日前、近所の人に抱えられて帰宅したそうです。おそらく買い物に出かけたときに転び、その際に骨折したのでしょう。母親は認知症があるので、具体的な症状やケガをしたときの状況をうまく説明できません。

本人が痛いという足のレントゲンを撮ったのに異常がなく、しばらくたって患部が痛み出し、突然、動けなくなる場合もあります。

高齢者は骨がもろくなっているので、寝返りを打つタイミングが悪かっただけで、知らないうちに背骨を圧迫骨折しているケースさえあります。
ですから、「あれ、ちょっとおかしい?」と思ったら、迷わずに救急車を呼んでください。

意識が朦もう朧ろうとしたり、突然、心臓発作で倒れたなどであれば、すぐに119番に電話するはずですが、意識があるのに呼ぶのは申し訳ないと思う人が多いのです。最近、タクシー代わりに救急車を要請する人がいるという批判を耳にするからでしょう。

しかし、本当に具合が悪いときに遠慮する必要はありません。
救急車は、地域包括支援センターやかかりつけの病院が稼働していない年末年始や日曜・祝日、早朝・夜間にも対応してくれる心強い存在です。

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理学療法士
リハビリの専門家として病院に勤務するかたわら、認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟、の家族3人を21年間にわたって1人で介護する。仕事と介護の両立に悩み、介護疲れをきっかけに心理学やコーチングを学ぶ。自身の介護体験と理学療法士としての経験、心理学やコーチングの学びを生かして、介護と仕事の両立で悩む人、介護することに不安を感じている人に「がんばらない介護」を伝える活動を全国の市区町村で展開中。企業では、介護離職防止の研修も担当。ブログ「介護に疲れた時に、心が軽くなるヒント」では、「介護をしていることで、自分の人生をあきらめないで!」「あらかじめ対策を知っておくことで、問題は回避できます!」といった介護疲れを解消し、心がラクになる情報を発信中。NHK、TBSほか、テレビやラジオでも活躍中。


がんばらない介護

リハビリの専門家(理学療法士)であり、認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟、の家族3人を21年間にわたって1人で介護してきた橋中今日子さんが、3/16配本の著書『がんばらない介護』の中から、DOL読者にふさわしい10項目をピックアップして紹介する。また、母親の在宅介護を経験した作家・落合恵子さんとの4回にわたる「介護と仕事の両立」をテーマにした対談も掲載。

「がんばらない介護」

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