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ルーキーの当たり年になったプロ野球界。期待の新人たち、なかでも斎藤佑樹の“プロ”としての評価は?

相沢光一 [スポーツライター]
【第151回】 2011年5月10日
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味方に救われ、故障も話題に
やはり何か「持ってる」斎藤佑樹

 プロ野球が開幕して1ヵ月が経った。大震災直後の危機的状況下でのスタートということもあって、球場内はともかく世間の盛り上がりは今ひとつ。ここまで淡々と日程を消化してきたという感じだ。

 そんな中にあって話題を提供しているのが、豊作といわれる新人選手たちだ。まず注目度ナンバー1の斎藤佑樹。4月17日の千葉ロッテ戦の先発としてプロ初登板すると、5回4失点の内容ながら味方打線の援護もあって新人勝利一番乗りを果たした。2試合目の東北楽天戦も6回3失点を喫したものの、やはり味方の援護があって連勝。3試合目の西武戦も6回3失点で降板。この試合は引き分けだったため勝敗はつかなかった。そして4試合目、5月8日の福岡ソフトバンク戦では、1回を三者凡退で抑えた後、左わき腹痛のため降板、出場選手登録を抹消された。診断は筋挫傷で全治まで2~3週間かかるという。

 ともあれ、やはり何かを「持ってる」選手だ。4試合先発しているのに投球回は規定投球回(チーム試合数)に満たない18回。これまで記録した最速は144キロで凄みを感じさせるボールはない。防御率もまあ及第点といえる3.00だ。にもかかわらず、斎藤が投げる時は味方がしっかり点を取ってくれて、すでに2勝をあげた。打たれても傷がつかないのである。

 また、デビュー戦の視聴率は平均が29.4%、瞬間最高では37.0%にも達した(ビデオリサーチ調べ、北海道地区)。4戦目をわき腹痛で降板すれば、それがニュースで取り上げられ、翌日のスポーツ紙の一面にもなった。注目度が高いうえに何かと話題を提供してくれるのが斎藤なのだ。

 早大時代、斎藤とともに先発を担った福井優也(広島)はこれまで3試合に先発登板してやはり2勝0敗の好成績を収めている。こちらは斎藤と違って味方が大量点を取ってくれているわけではないが、粘りの投球で結果を出した。19回3分の2で防御率1.37が、その頑張りを示している。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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