ほぼメジャーの米国とほぼNPBの日本
チームの年俸総額はどれだけ差がある?

 ところでベスト4に残った国は、それぞれ選手の構成が微妙に異なる。アメリカはほぼ全員がMLBの選手。プエルトリコはメジャーリーガーとマイナーリーガーが半々、オランダは現役メジャーリーガーが5人、日本のNPB所属が2人、後はアメリカの独立リーグやキュラソー島のリーグでプレーしている選手。そして日本はご存じの通り、メジャーリーガーの青木宣親を除く全員がNPBの選手だ。この選手構成は年収の差を生むことになる。

 そこでベスト4各チームのスタメンの年収を調べてみた(なお、外国選手の年収は公表された年俸に現在のレート、1ドル=113円をかけて端数を四捨五入した数字にした。そのため金額はすべて「約〇〇円」ということになる。また、日本選手は推定額)。
当然のことだが、一番年俸総額が高いのはMLBの一線級を揃えたアメリカだ。打順で並べるとこうなる。

1 キンズラー(タイガース)         12億4000万円
2 アダム・ジョーンズ(オリオールズ)    18億円
3 イエリチ(マーリンズ)           4億円
4 アレナド(ロッキーズ)          13億3000万円
5 ホスマー(ロイヤルズ)          13億8000万円
6 ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)10億円
7 スタントン(マーリンズ)         16億4000万円
8 ルクロイ(レンジャーズ)          6億円
9 クロフォード(ジャイアンツ)        9億円

 で、合計すると約103億円になる。2番目に年俸総額が高いのはプエルトリコ。

1 A・パガン(FA中で昨年の年俸)     12億7000万円
2 リンドーア(インディアンス)         6000万円
3 コレア(アストロズ)             5800万円
4 ベルトラン(アストロズ)         17億円
5 モリーナ(カージナルス)         17億円
6 バエス(カブス)               5900万円
7 ロサリオ(ツインズ)             6100万円
8 T・リベラ(メッツ)             5800万円
9 フエンテス(ダイヤモンドバックス)      5800万円

 合計すると約50億円だ。ただし、年俸が高いのはパガン外野手と指名打者のベルトラン、捕手のモリーナの3人だけで、他はメジャーリーガーとはいえ、6000万円前後でNPBのレギュラークラスと変わらない。これでドミニカやアメリカを破り、6戦全勝で準決勝に進出したのだから大したものだ。なお、年俸6000万円クラスはいずれも20代の若手で、これから年俸を上げていこうという選手。その気持ちと勢いがWBCでの活躍につながっているのだろう。