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僕らの「人生交差点」~アフター3.11を生き抜く究極の二者択一

30~40代男性の4人に1人が独居中高年に!?
“震災離婚”急増で加速する「非婚社会」の衝撃

西川敦子 [フリーライター]
【第3回】 2011年5月20日
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 今回の地震でパートナーが見せた素顔に、幻滅する女性たちが続出しているという。思わず引いてしまう男性の言動にはこんなものがあるそうだ。

 「ニュースを見ているとき、一緒にいるのが不快になるほど行政や東電関係者に罵声を浴びせる」
 「震災直後、過度な買い占めに走った」
 「せっかく節電しているそばから、電気のスイッチをバチバチと入れる」 

 パートナーや家族そっちのけで、自分だけ助かろうとする姿に信頼を失う女性もいる。

 「地震の時、家族を顧みず自分だけ逃げてしまった」
 「放射能が怖いからと、こっそり自分用ガスマスクを購入していた」などなど――。

 それだけならまだいいのだが、時には夫に愛想を尽かし、離婚話に発展するケースもあるようだ。

――この連載では、震災後の“問題の現場”を知る2人のインタビュイーが登場。それぞれの立場から混迷期のサバイバル術を語ってもらう。第3回目のテーマは「結婚」。到来しつつある「離婚社会」「非婚社会」を生き抜く方法について聞いた。

「リセットする」岡林法律事務所 代表弁護士の岡林俊夫さんの話

阪神淡路大震災後も離婚は急増
親離れできない妻が夫に愛想を尽かす?!

岡林俊夫さん 弁護士法人岡林法律事務所代表弁護士。東京大学卒業。2006年、岡林法律事務所設立。新宿本部以外に全国10支部を設立。著書に「払いすぎた借金を取り戻すならこの1冊」(自由国民社)など

 このままでは震災離婚が急増するのでは――

 そんな警鐘を鳴らすのは、岡林法律事務所 代表弁護士の岡林俊夫さん。じつは、阪神淡路大震災の後も離婚が急増し、社会問題となった。兵庫県立女性センターには、震災後3年間でおよそ1500件もの離婚相談が寄せられている。

 「以前からしっくりいかなかった夫婦仲が、震災によって危機的状況になる場合は多いよう。死生観を問い直すことで、それまで目をそらしていた問題に向き合おう、という気持ちになるのでしょう」

 では、震災前、離婚をめぐる状況はどうだったのだろうか。

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西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


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日本のシステム、人々の価値観を大きく揺るがせた東日本大震災。日本社会はこれから深刻な混迷期に突入するかもしれない。アフター3.11をどう生き抜けばいいのか。「絆」によって乗り越えるのか、それともあくまで「戦う」のか。この連載では、“問題の現場”を知る2人のインタビュイーが登場。対立する立場から、混迷期のサバイバル術を語ってもらう。

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