聞き手が話しベタの時は、
相手の話を反復して安心させる。

 相手が、話が苦手の場合は、どうすればいいのでしょうか。

 話が苦手なタイプの人は、話した後で必ず聞き手の反応を気にしています。

 相手の反応に過剰反応すると、次の言葉を話せなくなってしまうのです。

 話の苦手な人には、一生懸命聞いてあげる姿勢が必要です。

 雑談は大した話ではないのですが、その話を聞き手が面白がって聞いてくれていると思うと、話す側も話しやすいのです。

 一人一人のテンポも違います。1つ話した後すごく間があって、別の話に変わるのかなと思うと、まださっきの話が続いている人もいます。

 間があいたからといって別の話にどんどん変えていくと、ゆっくりしたテンポの人はついていけなくなります。

 これは電話でよく起こりがちです。

 話の苦手な人は、電話での間に耐えられずに次から次へと話を変えていきます。
それよりも、「自分の話を聞いてくれている」と相手に自信を持たせてあげることです。

 たとえば、目の前にいたらメモをとってあげてもいい。

 相手が言ったことを反復してあげるという方法があります。

「なるほど、こうこうなんですね」というふうに、相手が言っていることをそのまま自分は反復しているだけでいいのです。

 相手も反復されることによってなんとなく安心していきます。