「いやあ、本当に驚きましたよ。まさか、これほどまで改善するとは……」

 こう言って、いかにもうれしそうに顔をほころばすのは下津浦内科医院院長(久留米市)の下津浦康裕院長。いったい何にそんなに驚いているかというと――。

 実は下津浦先生は以前からゴーヤ(ニガウリ)が持っている健康効果、なかでも余分な脂肪を除去(代謝)したり、血糖値を下げる働きに注目。独自に研究を進める一方で、患者さんにもゴーヤを積極的にすすめてきました。

 ほぼ全員に顕著な成果が見られましたが、最近その中の一人にとりわけ顕著な改善が見られたのです。この方は体重102kg(身長は160cm)で血糖値が300mg/dlをオーバー(正常値は70~110mg/dl)、ヘモグロビンA1cも12(正常値は4.3~5.8)に迫る勢いでした。

 それがゴーヤを毎日1本ほど3度の食事の前に食べ続けたところ、3ヵ月後には体重が75kg、血糖値・ヘモグロビンA1cともに正常値内に下がったといいます。