COMPUTEX TAIPEI 2017を取材中に、GIGABYTEから連絡があった。「今までにないVR体験を味わってもらいたいので、ぜひブースに来てプレイしてください」と。

今冬販売予定! GIGABYTEの激しすぎるVR体感筐体!
COMPUTEXの会場である台北世界貿易センター(TWTC)のホール1にブースを構えるGIGABYTE

 GIGABYTEといえば、昨年のCOMPUTEXでシートが激しく揺れるVR体感マシンをブースの中央に設置していた。今年はもっとすごいらしいので、期待しながらブースを訪れてみた。

 そこにあったのは「AORUS 720°モーションシミュレーター」という、昨年以上にシートが傾く体感マシンだった。

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VRヘッドセットを装着してプレイする「AORUS 720°モーションシミュレーター」に乗り込む筆者

 マシンに乗り込む前に、ポケットの中に何も入っていないか念入りに確認された。マシンが傾くとポケットの中の小銭やスマホが散乱するので危険だという。それほど激しいのか! このマシンは。

 さっそくOculusのVRヘッドマウントディスプレー「Rift」を装着して「Redout」というレースゲームをプレイ開始。すると自機の動きに合わせて、筐体が前後左右に激しく回転するのだ。そのGが予想以上にキツい。

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筆者がプレイした後に乗り込んだ人のマシン挙動を撮影。かなり傾いている

 ヘアピンカーブでは筐体がほぼ真横になるため、ものすごい横Gに耐えなければならず、高所から落下する時は筐体が前のめりになり、自分の体が椅子から離れそうになる。ジェットコースターに似た感覚を覚えながら超高速で移動する自機を操作するのだが、不思議と酔わない。

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前後に傾くときに、重力を激しく感じる。アーケードゲームでもここまで動く筐体は少ない

 筆者はVRゲームをいろいろプレイしたことがあるが、これまでレースゲームだけはなじめなかった。動きの激しい映像を見ていると、強烈な3D酔いを起こすからだ。ところが、このGIGABYTEのマシンでプレイしたレースゲームは、まったく酔わなかった。

 おそらく、見ている映像と体に感じる荷重が、実際の自動車に近いからだと思う。これならVR酔いが苦手で敬遠している人にもプレイを勧められる。

 プレイ後にGIGABYTEに話を聞いたところ、なんとこのモーションシミュレーターを年内に販売する予定だという。マシンとVRヘッドセットとゲームをセットにして発売するが、どのゲームとVRヘッドセットを同梱するかは現在調整中とのこと。

 シミュレーターが対応するVRヘッドセットは、OculusとHTC Vive。VRの動作には「AORUS X299 Gaming9」と 「AORUS GTX1080Ti」を使用している。いったいこのモーションシミュレーターがいくらになるか検討もつかないが、家庭でこれが楽しめる日が来ることを想像すると、興奮が収まらない。

GeForce GTX 1060搭載
「BRIX Gaming VR」

 VRといえば、GIGABYTEではVRに特化した小型PC「BRIX Gaming VR」もブースで展示していた。昨年展示していた「BRIX Gaming UHD」の後継機にあたる製品で、CPUは第7世代Coreプロセッサー、ビデオカードはGeForce GTX 1060を搭載する。価格は約12万円前後で日本での発売日は未定。

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小型PC「BRIX Gaming VR」。映像出力端子を背面ではなく側面に用意したり、2.5インチシャドウベイを1つ排除して冷却性能を向上させるなど、VRに向けの改良がされている