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家を買って得する人、損する人
【第1回】 2017年6月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
松本智治

家を買うときには「快適さ」だけでなく
何を重視するべき?

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今から、家を買うには将来、損しないかどうかまで、計算してから買ったほうが安心です。その計算が簡単にできるツールが付録でついている『家を買って得する人、損する人』が発売されました。
ほかにも住宅購入の損しないポイント、築年数ごとのねらい目物件の選び方、将来破産しないための資金計画、住宅ローンの選び方ノウハウ、損しない物件を紹介してもらうための不動産業者との付き合い方まで……家を買うときに、役立つ情報が満載。この連載では、本から一部を抜粋、再構成してご紹介します。

 

住宅ローンは、借金。
将来的な資産価値も考えて買うべき

 住宅ローンを組んで家を買うというのは、つまり、借金をして家を手に入れることです。
 家は「快適に住む」ことだけが目的ではありません。多額の借金をして購入するのであれば、その家の将来的な資産価値にも目を向けて購入すべきで、それが将来の安心にもつながります。

 しかしながら、将来までかかる費用を考慮して、購入した方が得か損かという判断は難しいものです。

 例えば家を持つと、さまざまなお金がかかります。住宅を購入する際にかかる手数料や登記料、不動産取得税、そのほかに、何十年と住まう間に施すべき多額の修繕費用、そして毎年の固定資産税などです。

 逆に、住宅ローン控除という税金の優遇もあり、年末調整や確定申告などの手続きをすると、税金の一部が戻ってきます。このようなことも含めて考えると、さらに損得の判別は難しくなります。
 このような複雑多岐にわたる計算ができるツールはないものかと探していたのですが、細かい条件に合うものがない。そこで、今回の出版を機に、私が作成したシミュレーションツールを付録としてダウンロードできるようにしました。

不動産鑑定士の仕事とは?

 そもそも、私はこれまで、不動産鑑定士として、不動産業に20年関わってきました。 不動産鑑定とは、不動産全般について、「この物件は金額に換算するといくらになります」と評価を行う仕事です。その評価とは単に値付けを示すのではなく、その金額になる根拠をさまざまな資料などを提示しながら理論的に説明します。

 不動産業に携わるプロフェッショナルの方々から意見を求められますし、複雑多岐にわたる参考資料を作成し、購入、または投資に値する不動産かどうかというアドバイスをしてきました。

 不動産の売買取引については、不動産仲介会社の取引業務セクションにおいて、売買契約や住宅ローンの相談及び申し込み手続き、さらには戸建て分譲デベロッパー(建売業者)で分譲用地の仕入れ、住宅の建築から販売、そしてアフターサービスまで1000戸以上に関わりました。
 こういった経験から、実際に不動産を買うときに、この値段と釣り合っているのか、そしてその物件がお買い得かどうか、ということを常に判断してきました。

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    お金のウソ

    お金のウソ

    中野晴啓 著

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    松本智治

    松本智治(まつもと・ともはる) 不動産鑑定評価システム代表、不動産鑑定士。神奈川県横浜市出身、大学卒業後、不動産鑑定事務所、不動産仲介業、戸建て分譲デベロッパーを経て独立、投資用不動産調査や事業用不動産コンサル業務などを行う。

    住宅仲介会社では契約取引業務、戸建て分譲デベロッパーでは用地の仕入れから販売まで1,000戸以上に関わる。不動産鑑定評価関連では、外資系金融機関(ゴールドマン・サックス、ドイツ銀行等)からの不動産デゥーデリジェンス(詳細調査業務)なども含めて幅広く関わり、これまでの不動産価格に関する鑑定及び査定実績は大小含め1,000件以上。オフィスや店舗賃料に関する「適正賃料マーケット・レポート」の作成にも携わり800件以上の査定実績を有する。仲介から戸建て建築、宅地造成、ビル建築再開発、賃貸不動産経営、そしてエリア調査まで、不動産に関わる現場を広く経験しているのが強み。

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    家を買って得する人、損する人

    家を買うときには将来、損しないかどうかまで、計算してから買ったほうが安心です。 この度、発売した本には、住宅購入の損しないポイント、築年数ごとのねらい目物件の選び方、将来破産しないための資金計画、住宅ローンの選び方ノウハウ、損しない物件を紹介してもらうための不動産業者との付き合い方まで家を買うときに役立つ情報が満載。この連載は、この本から一部を抜粋して紹介します。

    「家を買って得する人、損する人」

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