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ワークス研究所の労働市場最前線

若手社員が「やる気」を失くすとき、起こすとき
互いの小さな歩み寄りがすれ違いをなくす第1歩

徳永英子 [リクルート ワークス研究所 研究員]
【第13回】 2011年7月14日
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 「最近の若い者は……」、という言い方に違いはあれども、今も昔も「最近の若い者」に対する嘆きの声が、聞かれない時代はない。この「最近の若い者」に対して、近ごろでは「やる気がない」、「やる気が見られない」という“具体的な嘆き”が聞かれるようになっていると感じられる。

 しかし、批判する前に、若者からの反論もあるだろう。そこで、若手社員(入社1年目から3年目)の側から、やる気がないのはどうしてなのかを探るべく、「“やる気を失うとき”はどのような時か」、あるいは「“やる気が起こるとき”はどのようなときか」を、見ていくこととしよう。

「やる気を失うとき」は
どのようなときか

 まず、リクルート ワークス研究所が行った「若年社員の就業に関する調査」によって、やる気が起こったこと、失ったことがあったかどうかの状況を見よう(表参照)。

 「やる気を失くした」ことがあったのは、1年目では4割を下回っているのに、2年目では4割を超え、3年目では半数にまでになっている。一方、「やる気が起こった」ことがあったのは、1年目では6割近くであるのに、2年目では5割強、3年までは5割と減っている。つまり、年次が上がるごとに、「やる気が起る」ことは減り、「やる気を失う」ことが増えると言い替えることができる。

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徳永英子 [リクルート ワークス研究所 研究員]

(とくなが ひでこ)人材採用関連事業の商品プロデュース部署にて、中途採用・新卒採用における、企業・学生の採用・就職活動動向に関する調査・マーケティングを担当。2001 年 4 月より現職。
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超就職氷河期、非正規社員の比率の高まり、社内教育制度の限界など日本の労働市場は、大きな転換期にある。労働市場の研究所として名高いリクルート社のワークス研究所の研究員が、就職、転職、キャリアパス、制度問題など、労働市場を360度の視点から縦横に分析する。

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