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コロナ禍での就活も今年で2年目に突入する。オンライン面接やマスク面接など、これまでとは違う面接スタイルに不安を感じる学生や保護者も多いのではないだろうか。大学での講座や、自身のオンライン就活塾で述べ1000人以上の就活生に面接術を指導、3冊の就活本を著し、採用側である企業のアドバイザーも務めている「就活面接の達人」である霜田明寛氏が、最新の就活動向を織り交ぜながら「2021年の就活ならではの、損をしないためのサバイバル術」を解説する。

今年は対面面接・オンライン面接が混在
対面面接は「マスク着用」が基本

 昨年、コロナウイルスが日本で広がっていった時期は、ちょうど21年卒の就職活動の真っただ中だった。緊急事態宣言下、対面での面接が難しくなることで、オンラインでの面接が急増。それは“応急処置”にも思えた。

 だが、あれから約1年がたち、オンライン面接は応急処置の域を越え、ニューノーマルとして定着しつつある。現在は、例えば最終面接だけを対面にするなどオンライン面接を併用する企業もあれば、就活生にオンラインか対面かの希望を取り、選ばせる企業もある。

霜田明寛(しもだ・あきひろ)
就活カウンセラー/文化系WEBマガジン・チェリー編集長
3冊の就活本を執筆。ジャニーズの仕事術と人材育成術をまとめた近著『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)は4刷を突破するヒット。

 22年卒向けの採用活動は3月1日に広報が解禁され本格化したが、これは経団連のルールに則った場合の建前の話。すでに採用面接は行われ、内定を出している企業もある。

 22年卒の採用は上述の通り、面接の形式だけ見れば“移行期”にあたる。しかも感染が収束しているわけではないため、対面での面接はマスクの着用が基本となる(もちろん、マスクを外すように指示されるケースもゼロではないが、そうではない場合が多い。「自由な服装で」と指示があってもスーツを着る学生の多い、同調圧力を強めに感じる新卒の就職活動では、自ら進言してひとりだけマスクを取るのはかなりハードルが高い行為と言える)。

 つまり、今年の採用は、オンライン面接、対面でのマスク面接という2つの様式が混ざった形でスタートする初めての場となる。

 人生を左右しかねない就職活動の面接だ。

 当然、就活生はどっちが得なのかを考えるだろう。