『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』が8月30日にダイヤモンド社から発売されたことを記念して、20万部突破の第一弾『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』を特別公開します。アドラーの厳しくもあたたかい言葉に、あなたも勇気づけられてください。

人は性格を10歳くらいまでに自分で決めて完成させる

 ライフスタイル(=性格)は赤ん坊が言葉を覚える前、0歳の頃からすでに作り始められています。そして多くの場合、10歳くらいまでの間にそれを完成させます。

 私たちは子供時代に家庭を中心とした社会の中で、自らが望む地位を手に入れようとします。そのために相手の注目や愛を得ようと様々な試行錯誤を繰り返します。

 最初は親にストレートに注目を求めることでしょう。しかし、それがうまくいかないとなると、怒りを表すことで無理矢理、愛情を手に入れようとするかもしれません。もしくは自分が弱い存在であることをアピールして哀れみや保護を求めるかもしれません。また、つとめて陽気に振る舞い注目を集めようとする子供もいることでしょう。

 このようにして私たちは試行錯誤を繰り返し、その中で「こうすると、相手はこう反応するのか」「これはうまくいった」「これはうまくいかなかった」と学習していくのです。そして、できごとに対する対処方法の指針を少しずつ蓄積していきます。例えば「自分は陽気に振る舞ってもうまくいかないな。そんなことをするよりもメソメソと泣くことで弱さのアピールをした方がうまくいくぞ」「自分は守られるべき弱い存在なのだ」などと考えを固定化させていきます。そして、その結果、先に挙げたライフスタイルの中核となる自己概念や世界像、自己理想が形作られていくのです。

アルフレッド・アドラー Alfred Adler(1870年-1937年)
オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。フロイト、ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。個人心理学(アドラー心理学)を創始し、『7つの習慣』のコヴィー博士、カーネギーらに影響を与えた。「自己啓発」の源流である。

※本連載は日曜日以外の毎日更新します。