9月29日、日本プロ野球界にとって大きな節目となる通算10万号本塁打が記録された。

 打ったのはオリックスのマレーロ外野手。対ロッテ戦の6回、成田翔投手のストレートを鋭く振り抜くと、打球はレフトフェンスを越えた。

 NPB(日本野球機構)も10万号のメモリアルアーチを重視していて、今季中の到達が濃厚になった9月4日には、達成者に賞金100万円を贈呈すると発表。選手たちも、それを意識していたようだが、またとないチャンスを生かしたのはオリックスの外国人選手だったわけだ。

 この2日前の27日には巨人の球団1万号本塁打が達成された。記録したのは中井大介内野手。打った瞬間、「あ、やばい」と思ったそうで、勝利後のお立ち台でも「ぼくで良かったのかなという思いもあります」と複雑な表情を見せた。節目の本塁打は意外に地味目な選手や外国人選手が打つことが多い。だが、その機会に巡り合えるのも持って生まれた運。誇りに思ってもらいたいものだ。

 ところでプロ野球全体の10万号の2日前に巨人が球団1万号を達成したのは、考えてみれば相当速い。戦後の一時期を除いてプロ野球は12球団で試合が行われてきた。10万を単純に12で割ると8333。平均を1600本以上うわまわるペースで巨人所属の選手たちは本塁打を打ってきたことになる。868本を打った王貞治氏、444本打った長嶋茂雄氏をはじめとする偉大な打者が数多くいた名門球団の証しといえるだろう。

 戦前の1936年(昭和11年)、日本に職業野球が生まれてから82年。巨人の1万号、プロ野球10万号が相次いで記録されたのは、不思議な縁というか、日本球界の歩みを振り返るひとつの機会といえるのではないだろうか。

安打、盗塁、三振数は
どこまで到達しているか

 この機会に本塁打以外の記録はどのくらいまでいっているのか、調べてみることにした。

 安打数、盗塁数、三振数などだ。本塁打と異なり日々量産され、かなりのスピードで更新されるから、記録になりにくいし、知っていても何の役にも立たないが、トリビア的な興味にはつながるだろう。