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三谷流構造的やわらか発想法

特別講 スティーブ・ジョブズは、本当は何に優れていたのか

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第19講】 2011年10月18日
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ジョブズの「新製品」はある意味すべて後追いであった

 2011年10月5日、巨星落つ。文字通り一代で世界最大級のビジネスを創造したスティーブ・ジョブズ(Steven Jobs 歴史的人物として、あえて「氏」は省く)が、現役会長のままこの世を去りました。その最期は、長年患った膵臓ガンから来る心停止。自宅での眠るような死であったといいます。

 その日、彼が創り、追われ、戻り、再興して、爆発的成長へと導いたアップル社の時価総額は3500億ドル(約27兆円)。前CEO=現役会長の突然の訃報にもかかわらず、株価は378ドルと前日からほとんど動きませんでした。

 このアップル社の巨大な売上と利益は、いくつかの製品ラインからなります。そのほとんどは彼、ジョブズのもとで生まれました。2011年4~6月期で見ると、売上高286億ドルの内訳は、こんな感じです。

 たった3ヵ月でiPhoneが2034万台、iPadが925万台、iPodが754万台売れました。iTunesには今や音楽だけでなく、あらゆるコンテンツが載り、世界中のユーザーとクリエイターをつないでいます。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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