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【病院長覆面座談会】
モンスター患者にトンデモ医師
院長や教授にかつての魅力なし

週刊ダイヤモンド編集部
【11/10/29号】 2011年10月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
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医師・看護師不足、モンスター患者、赤字体質など、さまざまな問題を抱えた病院経営の現場。実際に経営に携わる病院長4人(A院長、B院長、C院長、D院長)による座談会を実施し、苦労が絶えない現場の実態を聞いた。

──「医者の不養生」などといいますが、病院長や医学部教授である皆様の体調はいかがですか。

 体はボロボロ。降圧剤など内臓疾患のクスリを常用している。

 私も同じです。同僚医師のかなりが体のあちこちに問題を抱えている。「医者のくせに」と笑われますが、疲労やストレスが体を蝕みます。

──そんなに忙しいのですか。

 患者は途切れることなく来る。それは仕方がないことだが、書類作成やアンケートへの回答、研修医の指導、スタッフの管理など医療行為以外の雑務が多過ぎる。電子カルテなんて導入したから、余計に時間がかかるようになった。

 紙のカルテの時代は3日分をまとめて書いたりとかできましたからね。本来、電子カルテは入力担当者がいることを前提にしているはずなのだが、実際は自分で入力している。「医師は私を見ずに画面だけを見ていた」なんてクレームも多い。

 そのクレームなら理解できる。困るのはむちゃな要求をする患者、暴力を振るう「モンスター患者」です。怒鳴り出す、暴れ出すなんて日常茶飯事。深夜の救急なんて、モンスター患者だらけ。先日も女医が髪の毛をつかまれていました。病人なんだけど、それこそ「病的」ですよ。でも、暴力を振るわれて警察を頼ってもムダ。「病気の人ですから」と取り合ってくれない。自衛策として警察OBを雇っている病院は多い。

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