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福岡ソフトバンクホークス“ひとり勝ち”の
今季プロ野球レギュラーシーズンを総括する

相沢光一 [スポーツライター]
【第175回】 2011年10月25日
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投げてよし、守ってよし、走ってよし
とにかく強かったソフトバンク

 プロ野球のレギュラーシーズンが、ほぼ終了した。27日にはドラフト会議、29日からはプレーオフのクライマックス・シリーズ(CS)が始まる。このポストシーズンが始まる前に、ひとまず今季のNPBを総括をしておこう。

 とにかく今季は、福岡ソフトバンクの強さばかりが目立った。最終成績は88勝46敗10引分で勝率は6割5分7厘。2位の北海道日本ハムに17.5ゲーム差をつける圧勝だった。それだけではない。パの5球団に勝ち越したばかりか、交流戦でもセの6球団に勝ち越した。つまり他の11球団すべてに勝ち越した史上初の完全優勝を成し遂げたわけだ(史上といっても交流戦が始まって7年目だが)。

 チーム成績も非の打ちどころがない。打率(2割6分7厘)も防御率(2.32)も12球団を通して1位。盗塁180も、130の東北楽天を引き離してダントツのトップだ。得点は550、失点は351と得失点差はプラス199。ちなみに失点が300点台なのはソフトバンクだけで、この辺にも圧倒的な強さが感じられる。

 チーム本塁打数90こそ、48本打った中村剛也がいる埼玉西武の103に及ばなかったが、それでもパ・リーグ2位。また、目立たないが失策数51は12球団を通して1位だ。まさに打ってよし、投げてよし、守ってよし、走ってよし。今季のソフトバンクは弱点が見当たらないチームだったのである。

 このあまりの強さに、パ・リーグの他の5球団の見せ場は3位まで入ってクライマックス・シリーズへの挑戦権を得ることと選手個人の活躍ぐらいしかなくなってしまった。田中将大(楽天)とダルビッシュ有(日本ハム)の最多勝と防御率争い、中村(西武)の本塁打数などだ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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