『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』がダイヤモンド社から発売されたことを記念して、20万部突破の第一弾『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』を特別公開します。アドラーの厳しくもあたたかい言葉に、あなたも勇気づけられてください。

人生には3つの課題がある

 あらゆる人生の課題は、対人関係に集約され、それはわずか3つに分類される、とアドラーは言いました。それは仕事の課題、交友の課題、愛の課題です。そして、後の方になるほど課題は難しくなる、と述べたのです。アドラーはこれら3つの課題を総称してライフタスク(人生の課題)と呼びました。

 ある会社員の男性はこのような悩みを持っていました。それは「商品を売り込む商談の時は、まったく緊張することなく普通に話せるのですが、雑談になると途端に緊張して話せなくなってしまうんです……」というものでした。また、この男性は女性と話す時も同様に緊張してしまう、とのことでした。これは、アドラーによる3つのライフタスクをもとに考えれば容易に説明がつくことです。

 商談とはすなわち仕事の課題です。これは人間関係の中では一番簡単なものです。しかし、それ以上に難しいのが交友の課題であり、愛の課題です。つまり、雑談や異性とのつきあいの方が仕事よりもよほど難しいのです。ですから、仕事相手との雑談や異性とのつきあいで緊張するのはごく自然なことなのです。交友の課題や愛の課題は、仕事以上に濃い対人関係です。従って難しさが増すのは当然のことなのです。

 では、どのように対処していくべきなのか。それは明日以降じっくりと見ていきましょう。

アルフレッド・アドラー Alfred Adler(1870年-1937年)
オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。フロイト、ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。個人心理学(アドラー心理学)を創始し、『7つの習慣』のコヴィー博士、カーネギーらに影響を与えた。「自己啓発」の源流である。

※本連載は日曜日以外の毎日更新します。