激変!エネルギー最新事情
【第17回】 2017年11月29日
著者・コラム紹介
ダイヤモンド・オンライン編集部
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期待の国産資源・メタンハイドレートの開発研究はここまで進んだ

日本近海にある
「メタハイ」は3種類

 現在、日本近海にあるメタハイは存在している状態によって、3種類に分類されている。

 1つ目は、砂質層孔隙充填型メタンハイドレート。「砂層型」と呼ばれるもので、砂層の砂粒と砂粒の孔隙に存在する。

 2つ目は、海底面近傍メタンハイドレート。「表層型」と呼ばれる塊状のメタハイで、日本海側の海底の表面や真下に存在することが確認されている。

 3つ目は、泥層内メタンハイドレート。泥質層内に塊状で存在する。

さまざまな形で存在するメタンハイドレート

 これら3つのうち、技術開発がメインに進められているのが、砂層型である。砂層型は塊状に存在している表層型や泥層型に比べると目立たない存在だが、既存の石油・天然ガスの生産技術や設備を応用して開発できる可能性が高く、「実用化への近道」とされているからだ。

メタハイはどうやって探す?
本当の資源量はまだ不明

出航の準備をすすめる「ちきゅう」

 メタハイは、どうやって探すのだろうか。また日本近海にはどのくらい量が存在しているのだろうか。

 メタハイの探査は、石油や天然ガスを含む地層の探査にも使われる「地震探査法」が用いられている。これは「地震波」と呼ばれる微弱な音波を人工的に発生させ、その反射を利用して地質を調べる方法だ。

 この技術を用いて調べた際、海底の地層内に特殊な反射面(BSR)の出る場所の上に、メタハイが存在することがわかっており、BSRの発見がメタハイを探す重要な指標となっている。

 現在、このBSRは東部南海トラフ周辺のほか、日本海側、北海道沖など各地で確認されており、それが「日本近海に多くのメタハイが存在する」という根拠になっている。

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原子力発電所の再稼働のメドが立たない今、エネルギーの安定的な確保ができるかは国民生活にとって非常に重要な意味を持つ。国内ではスマートコミュニティや大型蓄電池、太陽光発電に代表される再生可能エネルギー、地熱発電、メタンハイドレートなど、さまざまなエネルギー源の実用化へ検討が進められている。エネルギーに関する最新事情をレポートする。

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