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【アメリカ大学院 留学経験者 ホンネ座談会(下)】
グローバル人材は日本で本当に力を発揮できるか?
企業や学生が問い直すべきキャリアの積み方・活かし方

2011年12月12日
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 グローバル競争が激化するなか、日本は世界に通用する「グローバル人材」をどのように育成したらいいのか。

 前回は、実際に海外に滞在し、グローバル化の流れを肌で感じてきた留学経験者たちに一同に会してもらい、「日本のグローバル人材戦略はどこに課題があるか」「世界競争を勝ち抜くために本当に必要なキャリアプランは何か」というテーマで、ざっくばらんに意見を戦わせてもらった。

 その結果、「グローバル人材に最も近い」と考えられている留学経験者たちと、彼らを採用する企業との間には、やはり少なからぬ意識のギャップが生じていることがわかった。こうしたミスマッチを解消し、日本が真のグローバル人材を育成していくためには、どんな見通しが必要だろうか。

 前回に引き続き、米国大学院学生会の協力のもと、留学経験者の皆さんにさらに議論を深めてもらった。読者諸氏は何を感じるだろうか。(進行/坂本啓(米国大学院学生会)、まとめ/ダイヤモンド・オンライン 小尾拓也)

「日本企業には、留学経験者が活躍できる場が本当にあるのだろうか」「グローバル時代に就活する学生たちにはどんなポリシーが必要か」。留学経験者たちの議論は、さらに現実的で具体的な内容へと深まっていく。
Photo by Toshiaki Usami

座談会出席者
 
●現役留学生(3名)
Aさん(男性)/マサチューセッツ工科大学博士課程在学中。専攻は物理学。日本の大学を卒業後、渡米。研究分野は、核融合やダイヤモンド。米国大学院学生会のメンタープログラムに「メンター」として参加し、後輩を指導している。
Bさん(男性)/ミシガン大学博士課程在学中。専攻は航空宇宙工学。日本で生まれたが、父の仕事の関係で3歳から8歳まで米国オハイオ州で暮らす。帰国後は日本の大学と大学院で、航空宇宙工学を学び、渡米。
Cさん(女性)/スタンフォード大学修士課程在学中。機械工学科にて設計論を専攻。日本で機械工学系の大学を卒業してから渡米。
 
●留学経験者(4名) 
Dさん(男性)/日本の大学で機械工学を専攻後、スイス連邦工科大学ローザンヌ校にて交換留学生としてロボット工学を専攻。その後渡米し、ペンシルベニア大学修士課程修了。専攻はコンピュータ・サイエンス。帰国後外資系IT企業に就職し、リーマンショック後に現在の外資系証券会社へ転職。IT部門でソフトウェア開発に従事。2011年よりシンガポールに移住。
Eさん(男性)/日本の高校を卒業後、米国留学。カリフォルニア大学ロサンゼルス校学士卒業、マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了。現在、外資系医療機器メーカーに勤務。
Fさん(女性)/マサチューセッツ工科大学学士卒業、博士課程修了。海外で生まれ育ち、日本人学校に通学。高校はインターナショナルスクールに通学。現在、外資系医療機器メーカーに勤務。
Gさん(男性)/マサチューセッツ工科大学博士課程修了。2007年に帰国、その後民間シンクタンクに就職。主にエネルギー政策を担当。
 
●進行 
坂本啓/今回の座談会の進行役。日本の理工系大学の教員。米国大学院学生会幹事。日本の大学在学中に、カリフォルニア大学サンディエゴ校に1年間交換留学。大学院でコロラド大学ボルダー校に編入し、博士号をとる。ポストドクター研究員としてマサチューセッツ工科大学にも滞在し、4年前に帰国して現職。 

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