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野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む

政府の補助に頼る
日本の製造業に未来はない

野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]
【第17回】 2009年4月11日
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 自動車産業と電機産業は、これまで日本の経済発展を支えてきた代表的産業である。これらの産業は、似たところもあるし、違うところもある。

 似ているのは、輸出の急激な落ち込みによって、これまで経験したことのない困難な状態に、いま陥っていることだ。【図表1】【図表2】に見られるように、どちらの産業も、2008年10~12月期に経常利益が赤字になった(08年度通期でも赤字になる企業が多い)。

【図表1】自動車産業の経常利益、設備投資、売上高(単位:100万円)
自動車産業の経常利益、設備投資、売上高
*経常利益と売上高は当期末、設備投資は当期末新設固定資産合計の数値
【図表2】電機産業の経常利益、設備投資、売上高(単位:100万円)
電機産業の経常利益、設備投資、売上高
*経常利益と売上高は当期末、設備投資は当期末新設固定資産合計の数値
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野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』等、最新刊に『仮想通貨革命』がある。野口悠紀雄ホームページ

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