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健康食生活

うつを予防する
ストレス軽減に効く栄養素

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]
【第18回】 2012年1月19日
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 この頃、うつの症状を訴える人が多いようです。うつの原因となるストレスには、栄養素が大きく関係しています。

 私たちの体は、ストレスを受けると副腎からホルモンの一つであるアドレナリンやコルチゾールが分泌されて、ストレスに対応しようとします。しかし、その作用がうまくいかないと脳の海馬に支障を来したり、血糖値の増加、血圧や心拍数の上昇を引き起こしたりして体にダメージを与えてしまいます。

 これらホルモンの作用を高め、ストレスから体を守るには、自然の精神安定剤といわれるカルシウム、マグネシウム、抗ストレスに働くビタミンC、脳を柔軟にするEPA(エイコサペンタエン酸)、タンパク質が不可欠です。タンパク質に含まれるアミノ酸のなかのトリプトファンは、不足するとうつ病発症につながるといわれるセロトニンの原料。また、魚介類に含まれるアミノ酸のタウリンはイライラを解消します。アミノ酸を活性化するためには、ビタミンやミネラルの摂取が欠かせません。

 お薦めメニューは、冬に旬を迎えるカキを使った「カキとブロッコリーの炒め物」。カキはアミノ酸やビタミンB12などセロトニン生成に必要な成分を含有。また、タウリンも豊富。ブロッコリーは、アミノ酸のトリプトファンの含有量が高く、アミノ酸スコア(*1)も80と高め。

 冬は何かと気分も落ち込みがち。ストレスを解消してくれる食材でうつ病を予防しましょう。

かみ応えのある硬めのブロッコリーで脳を刺激
撮影/中川真理子

●うつ予防に カキとブロッコリーの炒め物
 
材料(2人分):

カキむき身10個、ブロッコリー1/2株、長ネギ斜め薄切り1/2本、酒大さじ1、(A)(コチュジャン大さじ2、醤油大さじ1/2、酒大さじ2を混ぜ合わせたもの)、オリーブ油大さじ2、小麦粉適量
 
作り方:
①カキは塩もみして洗って拭き、酒をかける。
②ブロッコリーはひと口大に切り、硬めにゆでる。
③①に小麦粉をまぶし、オリーブ油大さじ1を入れた温めたフライパンで両面を焼き、取り出す。
④フライパンを洗い、残りのオリーブ油を入れて温め、長ネギを炒めてしんなりしたら、②を加えて炒め、カキを戻し、(A)を回しかけて混ぜ合わせる。

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植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]

健やか料理研究家、管理栄養士、国際中医師・国際中医薬膳管理師。
遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院の薬膳講師を務める。原宿にて薬膳と栄養学双方を取りいれた美味しい季節の料理教室と初心者のための男性料理教室を主宰。企業、レストランなどの健康メニューの提案、開発等を手掛ける。NHKテレビテキスト『きれいの魔法』にて、「きれいになる薬膳レシピ」好評連載中。近著『夜九時ご飯』(新星出版社)『欝に効く、食べ物、食べ方。作りかた』共著(保健同人社)『毎日作らないおかずの手帳』日東書院など
「毎日の食事が人生を作る」「美味しく!楽しく!健康に!」をモットーに活動中
HP  http://www.peachtreekitchen.jp


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おいしい食事のあとは、満腹感より満足感が強いですよね。私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

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