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金融市場異論百出

上海は住宅投資抑制を継続
“龍”年の春節にわく中国

加藤 出 [東短リサーチ取締役]
2012年2月1日
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 春節(旧正月)前後の上海に行った。中国の人びとにとっては、1月22日(日)は本当の大晦日であり、銀行の最終営業日だった21日(土)に挨拶に行ったら、「今年もお世話になりました」と言われた。日本から行くと、不思議な感覚になる。

 大晦日の夜は、うわさどおり、花火・爆竹が街中で猛烈に鳴り響いていた。昨年のエジプトなどでのジャスミン革命のときもこんな感じだったのではないかと思われるほどの騒乱状態だった。

 報道によると、22日夜から23日未明にかけて、花火・爆竹のせいで、上海でも北京でもPM2.5と呼ばれる微粒子の観測値が急激に高まった。北京では平時の10倍だったという。一時的とはいえ、大気汚染を起こすほどの花火・爆竹が使われたのである。上海では推計900トン以上が使われたらしい(ただし、当局の規制もあって昨年よりはやや減っている模様)。

 今年は辰年であり、中国人の龍に対する思い入れは非常に強い。それに便乗して、スイスのタグ・ホイヤーは龍の彫り物で装飾された携帯電話を約120万円で売っていた。ノキア系のVERTUもそういった携帯電話を約450万円で販売、相変わらずのバブリーさである。龍の模様を入れた金細工(ネックレス、指輪、置物)の販売店も大変な活況ぶりだった。

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加藤 出 [東短リサーチ取締役]

東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。1988年4月東京短資(株)入社。金融先物、CD、CP、コールなど短期市場のブローカーとエコノミストを 2001年まで兼務。2002年2月より現職。 2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカ、ライトソンICAP(Fedウォッチ・シンクタンク)にて客員研究員。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。2007~2008年度、東京理科大学経営学部非常勤講師。2009年度中央大学商学部兼任講師。著書に「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞社、2001年)、「新東京マネーマーケット」(有斐閣、共著、2002年)、「メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場」(ダイヤモンド社、2004年)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社、共著、2006年)。


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