羽生結弦選手と藤井六段の活躍で気づいた、高齢者より若者に投資すべき理由平昌オリンピックの男子フィギュアスケートで金メダルに輝いた羽生結弦選手(右)と、銀メダルを獲得した宇野昌磨選手(左) Photo:AFP/AFLO

若者が大活躍した驚異の2月17日

 先週の土曜日、2月17日は、日本の若者にとって素晴らしい日だった。

 最も大きな関心を集めたのは、平昌オリンピックの男子フィギュアスケートで金メダルに輝いた羽生結弦選手(23歳)と、銀メダルを獲得した宇野昌磨選手(20歳)の2人だった。

 羽生選手は、男子フィギュアスケートでは60年以上なかったオリンピック連覇であり、前回の金メダルは19歳の時だった。

 同じ頃、日本国内では、将棋の藤井聡太五段(15歳)が、全棋士が参加する朝日杯オープン戦で優勝を果たした。準決勝で羽生善治竜王を破り、決勝では順位戦A級に在籍する広瀬章人八段を破っての優勝だった。

 藤井五段の15歳6ヵ月での棋戦優勝は最年少記録であり、棋戦優勝の実績によって六段への昇段が決まった。