二者択一で判断し、前進を速める

新しいデータを集めたら、次は1歩下がって判断を下す時だ。

その判断は通常、二者択一だ。

今の道をそのまま歩き続けるか、今の道がうまくいかないことを認めて新しい道を考えるかだ。

ここでの目標は、プロセス全体の前進スピードを速めることだ。

締め切りは短い場合は1日ということもありうるし、休憩もその程度でいい。

決まったルールや締め切り期間があるわけではない。

短距離走と休憩の時間は、どんなふうにも設定できる。

どんな問題を解決しようとしているかにもよるし、チームの能力、手に入るリソース、メンバーの個性なども関係する。

いずれにしろ、時間を区切り、締め切りを設け、明確な目標を掲げるほうがいい。

判断を下す時が来たら、その判断が実証的なデータの裏付けに基づいていることを確認しよう。

意見や思い込みで決めてはいけない。

質の悪いデータを使って先に進んでも、真実があいまいになるだけで、そのうちさらに大きな問題にぶつかる可能性が増える。

このプロセスを正しく管理したければ、短距離走と休憩のバランスをとり、動きのある環境を創り出すことで、チームが素早く進みながらも生産性を維持し、長期戦で疲れきったりストレスが溜まったりしないようにしてほしい。