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山崎元のマネー経済の歩き方

アクティブ対インデックスの対談に当たって

山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]
【第219回】 2012年3月26日
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 マネー誌「ダイヤモンドZAi」から、アクティブ運用対インデックス運用というテーマで対談をしてほしいという依頼が舞い込んだ。対談の相手は、レオス・キャピタルワークスのCIO(最高投資責任者)で、アクティブ運用者として有名な藤野英人さんだ。編集側の意図としては、私にインデックス運用の擁護をさせるつもりなのだろう。

 期待に応えてみたい気持ちも半分あるが、本欄でも何度か書いたように、筆者は必ずしも「インデックス運用派」ではない。どの程度「対決」となるのかは、その場になってみなければわからない。

 藤野さんは、ごく最近『日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい』(ダイヤモンド社)という本を出版された。端的にいって、インデックス運用よりもいいアクティブ運用がある(アクティブ運用が平均的にいい、ではない点に注意)として、推薦できるアクティブファンドを具体的に5本挙げておられる。アクティブ運用派の主張は、この本を読むとよくわかるし、株式投資にやる気が出る好著である。

 対談に臨むに当たって、私の側の主張もまとめておこう。

 私は、「現在の個人投資家にとっての現実的な選択肢としては、インデックスファンドがいい」という立場を主張することにする。

 理由は三つある。

 第1に、何といってもインデックスファンドのほうが、手数料(特に信託報酬)が安いことだ。個々のアクティブ運用の成否が不確かなのに対して、確定したマイナスのリターンである手数料がはっきり安いインデックスファンドは投資対象として割がいい。

 第2に、市場の平均を代表する指数に連動する場合、手数料が安く売買も少なくて済むインデックス運用は、アクティブ運用の平均をコンスタントに上回ることだ。

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山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]

58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。


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12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。

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