ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 「聞くだけ」会話術【実践編】
【最終回】 2012年3月30日
著者・コラム紹介バックナンバー
松橋良紀 [NLPコミュニケーション講師・営業講師]

【最終回】
「伝えてるはずなのに、部下が言うことを聞かない」
自己中心的コミュニケーションから抜け出すための
「地図」の寓話とは?

1
nextpage

「ちゃんと伝えたはずなのに、部下が話を聞いていなくて困る」
コミュニケーションで悩むすべての人に向けた本連載<「聞くだけ」会話術【実践編】>最終回は、「部下とのコミュニケーション」という世代間の隔絶にまつわるお悩みを取り上げます。『「聞くだけ」会話術』の著者は、この悩みにこそ、コミュニケーションのキモが隠されているという。
誰もが陥りがちな「自分は伝えたはずなのに」という「自己中心的コミュニケーション」から抜け出すための、「地図の寓話」とは?(取材・文/山根洋士)

「伝えたはずなのに、部下が言うことを聞いてなくて」

Q 部下が自分の言うことを聞かなくて困っています……。
   (44歳、男性、官公庁勤務)

 20代の頃、若手が「部下」ではなく「後輩」だった時代は、自分で言うのも何ですが、頼れる兄貴的存在で、指導力にも自信がありました。しかし、上司と呼ばれる立場になって、役職が上がれば上がるほど、部下が自分の言うことを聞かなくなりました。
  特に最近の20代の若手は、話を聞いているのかどうかさえわかりません。仕事の基本は「報」「連」「相」だと、何度も繰り返し伝えているのですが、あってもせいぜい報告。連絡や相談はほぼ皆無。
  このままでは、上司である自分の査定にも響いてくるので困っています。どうにかして、彼らを動かすよい指導方法はないでしょうか?

 僕も営業マン時代に、部下を指導するポジションを経験しました。

 その時はスパルタ方式で結果もついてきたのですが、今の時代にそのやり方では、若い人たちはついてこないでしょう。その原因を僕に気づかせてくれた、マスターの言葉があります。

「地図」の寓話が教えてくれた、大切なこと

 部下の「地図」を把握する。すなわち、相手の地図を理解して、指導に反映させる。人にスキルやノウハウを教える仕事をしている僕が、この考え方を知らなかったら……。今頃どんな講師になっていたのだろう、やっていけてるのだろうか、とゾッとします。

 ここで言う「地図」とはいったいなんのことなのでしょうか?

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

トレーシー・カチロー 著/鹿田 昌美 訳

定価(税込):本体1,600円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
子どもの豊かな心を育て、頭と体を伸ばしていくために親が知っておきたいことについて、最新の科学研究をもとに「最も信頼」できて「最も実行しやすい」アドバイスだけを厳選して詰め込んだ貴重な本。子にかけるべき言葉、睡眠、トイレトレーニング、遊び、しつけまで、これ一冊さえ持っていれば大丈夫という決定版の1冊!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


松橋良紀 [NLPコミュニケーション講師・営業講師]

NLPコミュニケーション講師・営業講師。コミュニケーション総合研究所代表理事。
1964年青森県生まれ。高校卒業後にギタリストを目指して上京するもかなわず、26才から訪問販売営業を始める。3年間かかっても結果を出せず、クビ寸前に。救いを求めて通い始めたカウンセラー養成講座でNLP心理学を知り、翌月からトップセールスとなる。
16年にわたるセールスマン人生において、約1万件を超えるプレゼンテーションを経験。営業研修や能力開発講師を経験したあとに独立、スキルを体系化して、コミュニケーション総合研究所を設立。コミュニケーション改善を指導する講師として活躍中。開催しているセミナーは、テレビでも取り上げられたほか、『週刊ダイヤモンド』『THE21』『週刊東洋経済』『週刊SPA!』など、雑誌掲載も多数。
著書に、『あたりまえだけどなかなかできない聞き方のルール』『あたりまえだけどなかなかできない雑談のルール』『営業質問術』(いずれも明日香出版社)、『目標設定の鉄則』(マガジンハウス)がある。


話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 「聞くだけ」会話術【実践編】

「一生懸命話しているのに、なんでいつも伝わらないんだろう」
「初対面でいつも自分ばっかりしゃべってしまう」
「相手の沈黙に耐えられない」
・・・などなど、コミュニケーションで悩むすべての人に向けて、「必要なのは無理にしゃべることではなく、自然と相手が話しだしてしまう聞き方の『型』なんだ」というメッセージを発信している『話さなくても相手がどんどんしゃべりだす「聞くだけ」会話術』
この連載では、聞くだけ会話術「実践編」と題し、実際に著者・松橋良紀氏のもとに寄せられたコミュニケーションの悩みを紹介し、その解決策をお教えします(全5回予定)。

「話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 「聞くだけ」会話術【実践編】」

⇒バックナンバー一覧