ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 「聞くだけ」会話術【実践編】
【第4回】 2012年3月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
松橋良紀 [NLPコミュニケーション講師・営業講師]

【第4回】
「説得力がなくて交渉がうまくいかない」
という悩みに潜む「話し方信仰」の落とし穴

1
nextpage

「話に説得力がないんです……」
コミュニケーションで悩むすべての人に向けた本連載<「聞くだけ」会話術【実践編】>第4回は、「交渉事が苦手なので、説得力を高めたい!」というむしろ「話し方」にまつわるお悩み。『「聞くだけ」会話術』の著者によると、実はこの悩みを解決するためのポイントも「聞くこと」にあるという。
世間に蔓延する、「トーク偏重主義」「話し方信仰」に潜む大きな「落とし穴」とは?(取材・文/山根洋士)

「話に説得力がなく、交渉事が苦手なんです」

Q 交渉事が苦手です。説得力を高める方法を知りたいです。
  (45歳、男性、研修講師・コンサルタント)

   人前でしゃべる仕事をしているので、話すことには自信があります。しかし、説得力に欠けるのか、交渉事が自分の思った方向に進みません。
   たとえば、企業研修の内容。自分の伝えたいことや得意分野があるので、そこを押していきたいのですが、打ち合わせを進めるうちに、先方の意向にどんどん流されていきます。そして最後には、講師が私でなくてもいいような内容になってしまうことが多々あります。
   コンサルティングも同様。私がこうした方がいいと思う提案を、最初はクライアントに聞き入れてもらえます。ところが、回を重ねると、結局最後には私の意見がくつがえされて、クライアントから「やりたいようにやらせてくれ」と言われる始末です。
   
相手が自分の発言にいちいち納得してくれる。そんな説得力を身につけたいのですが、よい方法はありませんでしょうか?

 コミュニケーションに関する悩みは、そもそも根本的な部分での「勘違い」に起因しているケースがほとんど。それを教えてくれたのが、マスターのこの言葉です。

「まずはトークを磨く」ことに潜む落とし穴

 説得力を高めようとして、自分のトークを磨くという人は多いかもしれません。ですが一方で、相手を理解しようとする人は、ほとんどいないのではないでしょうか。これこそが、コミュニケーションにおける勘違いの原因、「落とし穴」なのです。もちろん僕も、もれなくこの落とし穴にハマっていました。

 そもそも、相手を説得しなければならない「状況」にある時、目の前の相手はどのような「状態」にあるのでしょう。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
まいにち小鍋

まいにち小鍋

小田真規子 著

定価(税込):本体1,100円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
簡単で安くて、ヘルシー。ポッカポカの湯気で、すぐにホッコリ幸せ。おひとりさまから共働きのご夫婦までとっても便利な、毎日食べても全然飽きない1〜2人前の小鍋レシピ集!「定番鍋」にひと手間かけた「激うま鍋」。元気回復やダイエットに効く「薬膳鍋」や、晩酌を楽しみたい方に嬉しい「おつまみ鍋」など盛り沢山!

本を購入する
著者セミナー・予定
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


松橋良紀 [NLPコミュニケーション講師・営業講師]

NLPコミュニケーション講師・営業講師。コミュニケーション総合研究所代表理事。
1964年青森県生まれ。高校卒業後にギタリストを目指して上京するもかなわず、26才から訪問販売営業を始める。3年間かかっても結果を出せず、クビ寸前に。救いを求めて通い始めたカウンセラー養成講座でNLP心理学を知り、翌月からトップセールスとなる。
16年にわたるセールスマン人生において、約1万件を超えるプレゼンテーションを経験。営業研修や能力開発講師を経験したあとに独立、スキルを体系化して、コミュニケーション総合研究所を設立。コミュニケーション改善を指導する講師として活躍中。開催しているセミナーは、テレビでも取り上げられたほか、『週刊ダイヤモンド』『THE21』『週刊東洋経済』『週刊SPA!』など、雑誌掲載も多数。
著書に、『あたりまえだけどなかなかできない聞き方のルール』『あたりまえだけどなかなかできない雑談のルール』『営業質問術』(いずれも明日香出版社)、『目標設定の鉄則』(マガジンハウス)がある。


話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 「聞くだけ」会話術【実践編】

「一生懸命話しているのに、なんでいつも伝わらないんだろう」
「初対面でいつも自分ばっかりしゃべってしまう」
「相手の沈黙に耐えられない」
・・・などなど、コミュニケーションで悩むすべての人に向けて、「必要なのは無理にしゃべることではなく、自然と相手が話しだしてしまう聞き方の『型』なんだ」というメッセージを発信している『話さなくても相手がどんどんしゃべりだす「聞くだけ」会話術』
この連載では、聞くだけ会話術「実践編」と題し、実際に著者・松橋良紀氏のもとに寄せられたコミュニケーションの悩みを紹介し、その解決策をお教えします(全5回予定)。

「話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 「聞くだけ」会話術【実践編】」

⇒バックナンバー一覧