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『大学図鑑!2013』正しい「受験生の親」入門講座
【第3回】 2012年4月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
オバタカズユキ[監修]

「受験生の親」が陥りやすい
7つのワナ【後編】

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「受験生の親」なのに、「受験生の親」だからこそハマってしまう7つの危険なワナ。前半の3つで「私にも心あたりが......」というおうちの方も多かったのではないでしょうか。続く後半の4つも、知らず知らずのうちにハマってしまう危険なワナで......。(監修/オバタカズユキ)

ワナ4
「無自覚のまま自分の見栄や体面を優先してしまう」

 「東京の中途半端な私立大学に入るぐらいなら、地元の国公立にいってくれたほうが親戚や近所にずっと大きな顔ができる」
「従兄弟の○○君が現役で大学に入ったのに、浪人なんかされたら恥ずかしくて仕方ない」
「両親とも○○大学なんだから、それ以下の大学は許さない。そんなことになったら、同窓会に行けなくなる」

 まあ、さすがに、こんなセリフを子供に面と向かって言う親はめったにいないと思います(たまにはいそうなところが怖いですが)。一読して「自分の気持ちにピッタリ」と感じる親も、それほど多くはないでしょう。しかし、自覚がないまま、自分自身の見栄や体面を優先するワナにハマっているケースは、けっして珍しくはありません。

 なんせ、自覚がないので罪悪感を覚えないまま、子供の前で本音が垣間見えるプレッシャーのかけ方をしてしまったりもします。当然、子供だって親の本音に気づかないわけがありません。受験生は常に全力で「自分への言い訳」を探していますから、たちまちやる気をなくしてしまうでしょう。たとえ親の希望通りの進路に進んだとしても、「親のために行ってやった」という気持ちは、たぶん一生消えません。

 親の心の中に自分自身の立場や人間関係にからんだ見栄が生まれてくるのは、ある意味、仕方がないことです。まずはそれを直視して、「親の勝手な見栄」「本人には関係ない話」と自分に言い聞かせることが、知らないうちに子供に迷惑をかけてしまわない必須条件と言えるでしょう。
 

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オバタカズユキ [監修]

1964年、東京都生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務後、フリーライターになる。社会時評、書評、取材レポート、聞き書きなど幅広く活躍。著者は『何のために働くか』(幻冬舎文庫)ほか多数。


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