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「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

なぜゴールデンウィーク後は内定辞退が続出!?
学生に逃げられる企業、逃げられない企業の違い

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]
【第31回】 2012年5月11日
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 皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。

 4月末に日本に帰ってきました。ゴールデンウィーク(GW)前は、『「内定出たらウチに決める?」と意思決定を迫る会社の思惑』や、『「内定出たらウチに決める?」にためらっただけで落ちるわけではない』という話をしてきましたが、そろそろ4月選考開始の大手企業の最終面接・内々定出し・意思確認の第1の波が収束に向かっているようです。「GWまでに返事を下さい」という企業が多かったんでしょう。

 ボクのやりたい採用は「いついつまでに返事を下さい」ではなく、最終面接の局面から内定出し、そして確実な意思決定へと導いていくこと。それは、意思決定を迫りながらも自分で決断させること。さらに入社後の「踏ん張れる土台」を形成しながら意思決定させること、です。こんな「迫る」採用の意義や効用に関しては、まだまだ言い足りないことがありますが、第一弾の意思決定の時期が過ぎたので、またの機会にしましょう。

 「昨年は4月に6人内定を出しました。しかし、選考を遅らせていた人気企業が5月以降に選考を始めたので、それから5人に逃げられました」

前回も触れたこの企業は、新卒採用に多くの費用とパワーをかけたにもかかわらず、内定者5人に逃げられてしまったため、後日、中途採用で人材を獲得されたそうです。そんな費用とパワーを倍かけないためにも、今回は内定後の内定者フォローについてお話ししたいと思います。

 内定者フォローはごく当たり前のことで、言わずもがなだと思っていたのですが、意外と実行されてないようなので、人によってはわかりきったことかもしれませんが改めてお話ししていきますね。

学生が「はい」と答えても鵜呑みにするな

 話はさかのぼって、最終面接で「内定出たらウチに決める?」と採用担当が学生に聞くところから、再開させてください。

 「他にも受けています。内定が出たらまだどこに行くかわかりません」と学生が答えた時の話は前回しました。

 今回は学生が「はい」と答えた場合。

 「はい」と学生が答えたとしても、採用担当は鵜呑みにせずにしっかり見ています。

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小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]

1959年京都市生まれ。82年京都大学法学部卒。同年リクルート入社。入社後、10年間、人事採用担当・責任者として、高成長期のリクルー トの採用をささえる。キャリアスクール「i-Company」校長、リクルートエージ ェントの採用部長を経て、現在、主に北京で中国人大学生を採用する(株)トランセンド AHRP事業顧問。公式サイトhttp://obatashigekazu.net/


「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

「第二次就職氷河期」と呼ばれ、学生たちの就職難が問題視されている日本。その一方で、中国進出やグローバル化を視野に入れた多くの企業が熱い視線を寄せるのが中国の学生だ。本連載では、これから一層注目を集める中国の就活事情を明らかにするとともに、日本人の学生が彼らに負けないための処方箋を探る。

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