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為替市場透視眼鏡

売る側も買う側も頼みとする資源国通貨「豪ドル」の死角

週刊ダイヤモンド編集部
2008年7月23日
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 米国経済の悪影響が世界に漏れ出し、株価は下落、複雑な仕組みの債券は敬遠され、マネーはシンプルな投資テーマに集中している。ここ数年、日本の外貨建て投資の中核を担ってきた個人は最近、豪ドルを軸に、NZドル、南ア・ランドへの集中投資が目立つ。

 下図上は、日本の個人向けに販売される外債、いわゆる「売出債」の通貨建て別推移である。今年1~6月は豪ドル建て37.1%、NZドル33.0%、南ア・ランド17.9%と、この三通貨で88%を占めた。財務省発表の対外証券投資全体でも、今年1~4月の豪ドル債の比率が16.1%にまで跳ね上がった。

 混迷の相場環境で個人に選好されているシンプルな投資テーマは、コモディティ関連、高金利、良質な債券である。特に豪ドルは、証券会社など商品販売側にも購入者側にも安心感がある。債券、投信、仕組み物など個人向け金融商品販売の中核を一手に担うかのようだ。

 さらに日本の個人には強い押し目買い選好があり、南ア・ランド債の購入は昨年暮れ以降の相場急落後に大幅増となった。最近、NZドル相場が軟化したら、為替証拠金取引におけるその買い持ちポジションが全体の40%を占めるまで急増している。

外債の人気度と代表格・豪ドルの動き

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FX、外貨投資家のニーズに応えた為替投資家向けコラム。執筆には第一線のエコノミストを迎え、為替相場の動向を分析、今後の展望を予測する。

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