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ビジネスでダントツ1位になる方法! ランチェスター戦略に学ぶ!弱者が強者に勝つ3つのルール
【第2回】 2012年7月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
坂上仁志 [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

ナンバーワンにならないと
生き残れない!

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連載の第2回目は、ランチェスター戦略を理解するための14の原則の中から、市場占拠率、射程距離理論、ナンバーワン主義など、特に重要な7つを選んでお話します。最後に、No.1になった企業事例をランチェスター戦略の観点からご紹介していますので、あわせて参考にしてください。

ランチェスター戦略方程式の重要な比率は2:1

 第2次大戦時に作られたランチェスター戦略方程式のポイントは、ランチェスター法則の武器効率(質)の部分にあたる戦闘力を「戦略力」と「戦術力」に分けたことです。

 「戦略」とは目に見えないもの、全体計画であり、「戦術」とは目に見えるもの、具体的な武器、作業のことです。そして、最小の損害量で最大の成果をあげるためには、

 戦略力:戦術力=2:1

 が最適であると結論づけました。

 戦略の比率は戦術の比率の倍なので、どんなにいい戦術(武器)を持っていても、戦略が間違っていると成果が上がらないということになります。

 たとえば、釣りをする時に、どんなにいい竿(武器)を持っていても、計画(=戦略)を間違えて魚のいない場所(時間)を選べば、魚が釣れないのと同じです。

 この戦争で使われた考え方をビジネスに活かし、市場競争力の視点から、「市場占拠率(シェア)の目標数値の設定」という考え方が生まれたのです。

市場占拠率の目安は73.9%、41.7%、26.1%の3パターン

 ランチェスター戦略方程式から市場占拠率が導きだされます。

 その中で、ポイントとなる3つの数字がこれです。

 1.73.9%=上限目標値=圧倒的No.1、2位が逆転不可能なシェア
 
 2.41.7%=安定目標値=ほぼ一人勝ち、ホンモノのNo.1の目標値
  
3.26.1%=下限目標値=強者の最低条件、当面のNo.1目標値

 この3つの数字を正確に覚えるのは大変なので、カンタンに覚える方法があります。

 それは、1.が3/4の約75%、2.が40%、3.が1/4の25%と大ざっぱに覚えることです。

 イメージでいうと、1.が時計の3時、2.が時計の5時、3.が時計の9時となります。つまり、シェアを円グラフで書くと、はじめの目標は時計の3時=25%、次の目標が時計の5時=40%、最後の目標が時計の9時=75%と覚えておいてください。

 まずは、小さな市場、小さな商品など小さなところから積み上げていってください。

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坂上仁志(さかうえ・ひとし) [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

一橋大学卒、新日鉄、リクルートなどNo.1企業に勤務後、ゼロから人材企業を立ち上げ小規模ながら売上・利益・利益率で日本一の実績をつくる。3年で日本一の会社を立ち上げた「実績」を持つ日本で唯一人のランチェスター協会正式【認定】インストラクター。ランチェスターNo.1戦略の第一人者として、日本人として初めてランチェスター戦略の海外講演をロンドンで行う。2011年度には早稲田大学講師を務める。
主な著書に、『ランチェスター経営戦略』『ランチェスター営業戦略』(いずれも明日香出版)、『日本一わかりやすい経営理念のつくりかた』『日本一わかりやすい会社のつくり方』(中経出版)等がある。


ビジネスでダントツ1位になる方法! ランチェスター戦略に学ぶ!弱者が強者に勝つ3つのルール

成熟社会では企業も個人も、人と同じことをやっていては生き残れない。他社と差別化して、独自の強味を身につける必要がある。その強みを活かしてNo.1になることが生き残りの近道である。そのための考え方の枠組み、戦略立案のヒントを提供するのがランチェスターである。 ランチェスターとは、弱者が強者に勝つための戦い方のルールのこと。本連載では、ランチェスター戦略の原理原則とは何か、実際にビジネスでどう活用したらいいのかについて、全5回にわたって解説します。

「ビジネスでダントツ1位になる方法! ランチェスター戦略に学ぶ!弱者が強者に勝つ3つのルール」

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