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三谷流構造的やわらか発想法

「身の回り」データからの発想(2)
~iPhone5でソフトバンクは
100億円分の回線収入を失った!?

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第45講】 2012年10月16日
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「ソフトバンク多め。iPhone5のキャリア比率は
ソフトバンク63.9%」とギズモードは言った

 10月7日、パソコンに毎朝配信されるGunosy(グノシー:テーラーメイド型ニュース配信サービス)を見ていました。iPhone5の発売(の後の混乱)とスティーブ・ジョブズの命日(10月5日)が重なって、Appleネタだらけです。「Appleのサイトがスティーブ・ジョブズ追悼」とか「iPhone5製造のFoxconn工場で大規模ストライキ」とか「SoftBank iPhone5での異常なバッテリーの減り!」とか。なんと25個の紹介記事のうち、8つがApple関連でした。

 そのなかで目にとまったのが下から8番目だった「ソフトバンク多め。iPhone5のキャリア比率はソフトバンク63.9%、KDDI36.1%:ギズモード・ジャパン」という記事でした。

 ギズモードは(個々の記事の信頼性はともかく)テックオタクにはお馴染みのサイト。早速クリックして記事を読みにいきました。

 出ていたのはこのグラフです。

 「ソフトバンクがちと多い」で始まるその記事は、このグラフとその出所(MM総研)、そして9月に同社が調べていたiPhone5の購買意向と実際の購入機種の比率(*1)を比べて「実際に購入・予約するときにはソフトバンクがさらに差を広めた」と結論づけていました。

*1 iPhone5購入意向者の購入キャリア意向は、ソフトバンクが53.3%に対してKDDIが46.7%だった。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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