カンドゥージャパン社は10月23日、親子で職業体験が楽しめるテーマパーク「カンドゥーカフェ」を開業することを明らかにした。
第1号店は、イオンが2013年12月に開業予定の「イオンモール幕張新都心」内となる。「キッズ向けのコンテンツとして最も集客を期待している」(イオンモールの岡崎双一社長)と期待を高める。
カンドゥーカフェは今年1月にコロンビアのボゴタで第1号店を開業。幕張が2号店目となる。年間の来場者数は約40万人を見込んでいる。
施設内では、警察署、銀行、病院、航空会社、ファッションショーなどの職業体験が可能。また、擬似通貨を使って給料を稼いだり買い物したりするなどで経済活動を学ぶこともできる。
日本ではKCJグループが、同様のテーマパークである「キッザニア」を東京都と兵庫県で運営している。
キッザニア東京の年間来場者数は80万人前後で推移しており、稼働率は約9割という人気ぶり。兵庫県のキッザニア甲子園も毎年70万人が来場する。
両者が似ているのは当然ともいえる。実はキッザニアとカンドゥーカフェの開発には同一人物が関わっているからだ。
カンドゥーカフェの基本コンセプトを開発した米ドリームカムトゥルーズ社のCEOであるルイス・ラレスゴイチ氏はキッザニアの創業メンバーの一人。
だが、カンドゥーカフェの開発にあたっては「キッザニアのコンセプトを変化させ、弱点を克服した」(ルイスCEO)と言う。