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健康食生活

空腹で飲むお酒が楽しみな方
胃と肝臓に大きな負担が……

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]
【第31回】 2012年11月8日
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 アルコール好きの方によく見られるのが、お酒がおいしくなくなるからと何も食べずにお酒を飲むスタイル。お酒はおいしく感じるかもしれませんが、食道や胃の粘膜は悲鳴を上げています。度数が強いお酒ならなおさら。これでは胃だけでなく、肝臓にも負担をかけてしまいます。

 これから年末にかけて宴会の季節。11月後半から宴会続きになる方は、特に注意が必要です。アルコールを口にする前に何か胃に入れることができるなら、牛乳、ヨーグルト等の乳製品を。空腹のまま会に参加する方は、脂肪があるチーズ、種実類を最初につまみ、胃に脂の膜を作りましょう。お酒に生のレモンやグレープフルーツなどの絞り汁を入れると、アルコール摂取により消費されるビタミンCを補給できます。

 飲食中の食事は高タンパク質、低カロリーのメニューを選ぶことをお勧めします。肝臓の働きを助けるタウリンを含む魚介類や、肝臓に負担がかからない豆腐、大豆製品、野菜が取れる鍋物もいいでしょう。その他、肝機能を助けるカロテンが含まれる野菜や果物もお薦め。

 ここで紹介するキャロットミルクは、牛乳のタンパク質と脂肪が胃壁、肝臓を守り、ニンジンのカロテンがアルコールの解毒を助けます。ジュースと牛乳を買って混ぜ合わせるだけで簡単に作れます。ジューススタンドで飲んでもいいでしょう。

 二日酔いしたときは柿とリンゴのジュースがお薦めです。柿には酒毒を取る働きが、リンゴには酔いをさまし渇きを癒す働きがあります。吐き気があるときは、このジュースにショウガのすりおろしも加えます。ショウガには止嘔作用があります。

胃壁と肝臓を守る牛乳&アルコールの解毒を助けるカロテンがたっぷり 撮影/中川真理子

●お酒の前にゴクッとひと飲み
キャロットミルク

材料(2人分):
ニンジンジュース1パック約200ミリリットル、牛乳1パック約200ミリリットル
 
作り方:
容器にニンジンジュースと牛乳を入れてよくかき混ぜる。

※牛乳の脂肪がニンジンのカロテンの吸収を高めます。
※飲むヨーグルトとの組み合わせもよい。

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植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]

健やか料理研究家、管理栄養士、国際中医師・国際中医薬膳管理師。
遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院の薬膳講師を務める。原宿にて薬膳と栄養学双方を取りいれた美味しい季節の料理教室と初心者のための男性料理教室を主宰。企業、レストランなどの健康メニューの提案、開発等を手掛ける。NHKテレビテキスト『きれいの魔法』にて、「きれいになる薬膳レシピ」好評連載中。近著『夜九時ご飯』(新星出版社)『欝に効く、食べ物、食べ方。作りかた』共著(保健同人社)『毎日作らないおかずの手帳』日東書院など
「毎日の食事が人生を作る」「美味しく!楽しく!健康に!」をモットーに活動中
HP  http://www.peachtreekitchen.jp


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おいしい食事のあとは、満腹感より満足感が強いですよね。私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

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