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風邪予防にビタミンCは効果なし!?
あなたの予防対策は正しいか

清野仁與 [エディター]
【第2回】

 街中や電車の中、職場で、周囲の人々の咳が気になる季節になりました。風邪の予防は万全でしょうか?

 あるリサーチによると、実行している予防対策の第1位は「とにかく気合」ということでした。しかし、「気合」だけでは風邪ウイルスに対抗しきれないかもしれません。

 では、次のうち、風邪の予防に役立たないものはどれでしょうか? 手洗いとうがい、マスク、掃除、予防接種、ウォーキング、加湿器、マフラーと手袋、チキンスープ、ダイエット、ビタミンC。

 答えは、ダイエットとビタミンCです。むしろ、低カロリーダイエットは危険とさえいえるかもしれません。また、これまでの多くの研究を分析した結果は、サプリメントなどでビタミンCを追加摂取しても、ビタミンCが欠乏する特別な例を除いて一般に風邪の予防や回復に役立つとはいえないと示しています。

低カロリーダイエットは
風邪ウイルスと戦う免疫細胞が減少

 メタボ対策が必要なあなたも、この時期、カロリーを厳しく制限したダイエットは避けたほうが良いかもしれません。

 抵抗力を高めるためには食事の栄養はもちろん大切ですが、カロリーも必要です。カロリーの不足した身体はウイルスに対する準備ができないからです。

 最近のマウスの研究が、食事のカロリーを大きく減らすと、ビタミンなどの栄養素を適切に補給したとしても、ウイルスに感染しやすく、症状が重く、回復が遅く、死亡率が高くなると示しています。ウイルスに感染をした最初の数日のうちに死ぬことが多くなりました。

 注目すべきは、低カロリーの食事が免疫システムのナチュラルキラー(NK)細胞の数をかなり減らしたことです。感染したウイルスが初めてのものである場合(インフルエンザはほとんどがこのケースです)、あなたの身体の免疫システムはウイルスを撃退するためにまず抗体を生産しなければなりません。しかしNK細胞はウイルス感染細胞に遭遇すると即座に直接に攻撃することができます。このため感染初期のウイルス退治に非常に重要な免疫細胞です。

理想は1日10回以上!
こまめな手洗い&うがいを

 風邪予防の基本は、なんと言っても手洗いとうがいです。特に手洗いは、外出から戻ったときだけでなく、できるだけ頻繁におこなってください。

 水道水を使用した1日3回以上のうがいの習慣が、風邪を4割も減少させたという報告があります。うがい薬が効果を高めることはないようです。

 1日に10回以上、手を洗うことが、SARSのような危険な呼吸器感染症のリスクさえも半減させるという研究報告もあります。

 風邪は、主にウイルスに感染している人の鼻水や、せきやくしゃみの飛沫など、ウイルスを含んだ粘液に接触することでうつります。室内外の手が触れるすべての場所にウイルスが張り付いていると思ってください。

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清野 仁與 [エディター]

福島県生まれ。日本女子大学住居学科卒業・同大学院修士課程修了。卒業後、インテリア・住宅関係の雑誌、および建築、住宅、インテリア関連書籍、写真集、一般書などの編集に携わる。体調をこわしたことを契機に健康に関心をもち、健康関係にフィールドを広げて執筆も始める。ウェブサイト(アライブ!サプリメントカフェ)で最新の健康情報を発信している。


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