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健康食生活

リスクは肥満だけではない
危険がいっぱい、深夜の食事

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]
【第33回】 2013年1月10日
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 夜遅い食事はそのまま肥満につながる……これは皆さん経験的にご存じだと思います。早稲田大学理工学術院の柴田重信教授による体内時計と栄養の研究で、遅い時間に取る食事のデメリットが次々とわかってきました。体内時計を正常に戻すためには、夜ではなく朝に食べるご飯などの穀類から糖質をきちんと取ることが大事だということが明らかになったのです。

 人間は夜寝ている間に体の中で翌日に向け準備を進めています。胃は自らを掃除して備えるなど多くの内臓が休んでいます。また血液中にある免疫細胞も活動を休止。こういったことが体内時計に沿って進められているわけですが、毎朝リセットされずに時計が狂い始めると、さまざまなトラブルの原因となります。不眠症、腫瘍の発生や増加、感情障害、メタボリックシンドローム、アレルギー、炎症の発症……。

 昼食以降、何も食べず深夜にたっぷり食べる場合と、夕方に軽く何か食べておいて深夜に軽食を取るのとでは、前者の方が肥満のリスクが高まります。やむを得ず空腹のまま深夜を迎えてしまったときは、胃に負担をかけない消化がよいメニューにしておきましょう。ここで紹介するスープは牛乳が胃の粘膜を保護し、キャベツが胃壁を守り、食物繊維が脂肪の吸収を抑えます。

 日々の小さな積み重ねが健康をつくっていきます。体内時計を整えるため朝食をしっかり取るには、深夜の食事を軽くして熟睡することが大切。時には胃や肝臓を休めるために“食べない”という選択肢もあります。

深夜の食事は胃に優しいものを
撮影/中川真理子

●キャベツとタマネギのミルクスープ
材料(2人分):
キャベツ1枚、タマネギ100g、水100ml、固形スープ1/3個、牛乳300ml、塩・こしょう適宜

作り方:
(1)キャベツは5cm幅に切ってから細切りに、タマネギは薄切りにする。
(2)鍋に水と固形スープ、(1)を入れふたをして火にかけ、沸騰したら弱火にして野菜が軟らかくなるまで煮る。
(3)牛乳を加えて中火にし、塩、こしょうで味を調え沸騰寸前に火を止める。

※好みでハムやホタテ缶などを加えてもおいしい。

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植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]

健やか料理研究家、管理栄養士、国際中医師・国際中医薬膳管理師。
遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院の薬膳講師を務める。原宿にて薬膳と栄養学双方を取りいれた美味しい季節の料理教室と初心者のための男性料理教室を主宰。企業、レストランなどの健康メニューの提案、開発等を手掛ける。NHKテレビテキスト『きれいの魔法』にて、「きれいになる薬膳レシピ」好評連載中。近著『夜九時ご飯』(新星出版社)『欝に効く、食べ物、食べ方。作りかた』共著(保健同人社)『毎日作らないおかずの手帳』日東書院など
「毎日の食事が人生を作る」「美味しく!楽しく!健康に!」をモットーに活動中
HP  http://www.peachtreekitchen.jp


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おいしい食事のあとは、満腹感より満足感が強いですよね。私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

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