夕食は仕事が終了してからという方がほとんどだと思いますが、夜の9時、10時まで残業した後の食事はお勧めできません。空腹感が強いと食べ過ぎの原因にもなる上、深夜の食事を続けていると知らないうちに生活習慣病予備軍になっていくというからです。

 名古屋大学大学院の小田裕昭准教授(分子栄養学)の研究によると「夜食などの不規則な食事は体内時計の『肝臓時計』を狂わせて代謝異常を起こしてメタボにつながりやすい」(「毎日新聞」2012年7月23日朝刊)ということです。

 昼食後、6時間以上たてばほとんどおなかは空っぽで頭にエネルギーが行きません。脳の働きも悪くなり、集中力が落ち、ミスも多くなります。きちんとした夕食を取れない場合は、消化がよくてすぐにエネルギーになる間食が効果的です。

 コンビニなどへ買いに行ける方は、おにぎりや焼き芋、バナナなど手軽に食べられ、かつ脳の栄養になるブドウ糖を含むものがお薦めです。そのとき一緒に、野菜ジュース、トマトジュース、緑茶などの飲み物や、ゆで卵、ヨーグルトなどのタンパク質も取るようにしましょう。

 買い物に行けない方はドライフルーツやナッツ類を机の引き出しに入れておき、仕事の合間につまむとよいでしょう。ほとんど毎日残業だという方は、意識的に夕食に時間を割くようにします。

 深夜に食事をすると、翌日の朝食が食べられないこともあるでしょう。毎朝決まった時間に食事を取ることは、体内時計を整えるためにとても大切なこと。そのためにも、残業があるときには間食をお勧めします。

ブドウ糖が多く含まれる焼き芋に、きな粉ハチミツミルクティーを添えて、仕事の効率UP!
撮影/中川真理子

●間食でエネルギー補給 きな粉ハチミツミルクティー
 
材料(1人分):
ミルクティー1杯分、きな粉大さじ1、ハチミツ大さじ1
 
作り方:
温かいミルクティーにきな粉とハチミツを加えてよくかき混ぜる。
 
※ミルクにはタンパク質、きな粉にはカルシウムや糖代謝を助けるビタミンB群が多く含まれます。ハチミツもミネラルたっぷり。できれば、農薬の影響が少ない木の花で取れるハチミツを選びましょう。