女性は年齢が高くなるにつれて
筋トレする人が増加

「筋トレしている人が多い」都道府県ランキングで男女ともトップ10に入ったのは、東京都と福岡県の2都県だった。

 ここで、年代別に週1回以上の筋トレ習慣がある人の割合を見てみよう。男性では、20代が最も高く27.4%。4人に1人以上が、週1回以上筋トレをしている。次いで30代が21.3%で年代が上がるにつれて割合は減少するが、70代では微増している。

 一方、女性で最も割合が高かったのは70代で14.4%だった。40代が最も低い数値だが、50代から徐々に実施率が高くなっている傾向にある。

 次に、疲労状態別に比較してみよう。厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に、疲労状態を指す項目を独自集計。疲労項目に「ほとんどなかった」と回答した方を元気な人、「ほとんどいつもあった」と回答した方を疲れている人として定義し、分類した。

 元気な人、慢性的に疲れている人はともに「筋トレを全くしなかった」と答えた人の割合が最も高かったが、その数値には差が見られた。男性は、元気な人の方が「筋トレを全くしなかった」人の割合が高い。反対に、慢性的に疲れている人では「週1回未満」筋トレをする人が12.7%(元気な人では9.6%)、「週1~2回程度」筋トレをする人は10.0%(元気な人では7.9%)と、いずれも元気な人の数値を上回った。

 女性では、「筋トレを全くしなかった」人が、元気な人では80.7%、慢性的に疲れている人では84.6%だった。男性とは反対の傾向が読み取れる。

 最後に、筋トレをする習慣がある人は、その他に、疲労解消のためどんなリカバリー行動を積極的に実践しているのか。筋トレを週1回以上行っている「元気な人」が、実施しているリカバリー行動について見ていこう。

 男女とも実施している割合が最も高かったのが、「入浴」だった。また、筋トレ以外にも「ウォーキング、ジョギングをする」「スポーツ・運動で汗をかく」など、体を動かすリカバリー行動を実施している人も多かった。

(本記事は、一般社団法人日本リカバリー協会からの提供データを基に制作しています)

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