今年の高校野球も地方大会途中でのコロナ禍による出場辞退や、メンバーの入れ替えによる敗退などが相次いだ。また、広陵高や中京大中京高といった名門校が地方大会の早い段階で無名の高校に負けるなど波乱もあったが、最終的に甲子園に出場した顔ぶれを見ると、やはりおなじみの学校が多かったと感じたのではないだろうか。

 実際、県No.1の学校が敗れても、No.2の学校が出場すれば、おなじみの学校であることには変わりがない。そのため、ほとんどの都道府県で数校の常連校だけが甲子園出場を巡って争っているようにもみえる。

 昨年夏は、東北学院高、鹿島学園高、東明館高と3校が春夏通じて初の甲子園出場を果たした。ところが、今年の初出場4校(札幌大谷高、明秀日立高、社高、帝京五高)はいずれも選抜大会に出場したことがあり、春夏通じて初という学校は1校もなかった。

 そこで、都道府県別に甲子園に出場したことのある学校の割合を調べてみた。

 なお、近年はさらに少子化で高校の統合が進んでおり、甲子園出場校同士の統合も各地で起きている。東海大一と東海大工 の統合でできた東海大静岡翔洋((静岡県))、鳴門工と鳴門第一が統合した鳴門渦潮((徳島県))などは有名だが、大分県では甲子園出場経験のある、別府、別府羽室台、別府青山の33校が統合して別府翔青になるなど、現存する甲子園出場校自体もかなり減少してきている。

甲子園出場歴を持つ高校の割合が高い都道府県
1位はどの県?

 今年の参加校のうち春夏1回でも甲子園に出場したことがあるのは1033校(室戸高と安芸高は合わせて1校として計算)となり、出場率は29.1%である。

 しかし、これはあくまで平均値。都道府県によって比率は大きく異なっている。高校野球に力を入れているごく一部の学校しか甲子園に出場できない県と、多くの学校が次々と甲子園に出場している県がある。なお、現在では部員不足の高校は他校と連合して出場することができる。連合チームは各地にあり、本稿では連合チームも1校1校としてカウントした。

 夏の予選参加校と、そのうち春夏合わせて甲子園に出場したことのある学校の比率を一覧表にしたのが、「甲子園出場歴を持つ高校の割合が高い都道府県ランキング」である。では、今回1位となったのはいったいどの都道府県だろうか。早速、1位から5位を見てみよう。

甲子園出場歴を持つ高校の割合が高い都道府県ランキング2022!3位島根、1位は?