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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

なぜ若手社員は失敗を恐れるのか

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第83回】 2013年2月12日
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 「イマドキの若手社員は失敗を恐れる、挑戦心がない」と嘆く、経営者やマネジャーの声を最近よく耳にします。確かに最近の調査データなどでも、若手社員の挑戦心の欠如を示す結果が出ていますが、一方の若手社員たちは企業サイドが挑戦心を期待すること自体に疑問を感じているようです。彼らは、失敗を恐れるなと言われても、どうしようもなく失敗したくないのです。

 では、そんな気質のある彼らに対してどう指導すれば、会社の求める挑戦心ある人材に変えることができるのでしょうか。今回は、保守化する若手社員の実態とその解決法を考えてみたいと思います。

企業が若者に求める姿勢
第1位は「挑戦」

 ある先輩経営者と「20代の若者へのメッセージ」をテーマに対談をしたときのことです。

 「最後に一言。自分がもっとやっておけばよかったと思うことを教えてください。それをイマドキの若者に向けてのメッセージにしたいと思います」

 インタビュアーがこう質問をぶつけてきました。するとその方からは、こんなメッセージが返ってきました。

 「若いうちにもっと失敗しておけばよかった。失敗から学べることがたくさんあるからです」

 多くの先人は失敗に学ぶことが大好きです。だからでしょうか、「失敗学」という学問まであります。失敗学とは、起こってしまった失敗に対し、責任追及のみに終始せず原因を究明する学問のこと。失敗を通じて得られた知識を社会に広め、ほかでも似たような失敗を起こさないように考える以下の3点が失敗学の核だそうです。

 ・原因究明
 ・失敗防止
 ・知識配布

 どうやら最近では、「失敗学会」という組織まであるようです。

 先人たちがこうした考えを持っているからでしょうか。多くの企業も失敗を恐れない社員の挑戦を称賛します。産経新聞社と駿台教育研究所が企業と大学を対象に行った「時代が求める人材像」調査によると、若者に期待する姿勢のトップが「挑戦」だったことからも、それは明らかです。。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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