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『真幸くあらば』尾野真千子 インタビュー
ヌードシーンは、恥ずかしいものです(笑)

【第29回】 2010年1月8日
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 遊ぶ金欲しさに忍び込んだ民家で、密会中の男女に出くわし、2人を衝動的に殺してしまった青年。殺された男性の婚約者は、自らの素性を隠し、死刑囚となった青年に面会する。愛する人を殺した憎むべき存在であると同時に、婚約者の不実を暴いた人間でもある青年に、複雑な感情を抱きながら面会を続ける主人公。だが、悔い改めた青年の心に触れるうちに、彼女は愛を感じ始め……。

 『真幸くあらば』は、衝撃的な内容であると同時に、死を前提にした魂の共鳴を描いた、究極の恋愛映画でもある。静かに進行する物語は、生と死について、そして死刑制度について深く考えさせる。

 この作品で主人公・薫を演じたのは尾野真千子。河瀬直美監督がカンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞した『萌の朱雀』で、ヒロインに大抜擢されスクリーンデビュー。同じくカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『殯の森』(もがりのもり)にも主演、『クライマーズ・ハイ』にも出演する若手演技派だ。そんな彼女の素顔に迫った。

尾野真千子
おの・まちこ
1981年生まれ、奈良県出身。中学生のときに河瀬直美監督に見出され、カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞した『萌の朱雀』(97)で映画デビュー。以後、『EUREKA』(00)『リアリズムの宿』(04)『クライマーズ・ハイ』(08)などの秀作に次々と出演し、若手実力派としての存在感を示。2010年に主演作『トロッコ』が公開予定。

──とても難しい役ですが、出演しようと思った決め手は何ですか?

尾野:(森山直太朗の「生きていることが辛いなら」などヒット曲の作詞を数多く手がける)詩人でもある御徒町凧(かいと)監督の存在です。御徒町監督となら、難しい内容だけど、できるかな、と。

 でも、不安だらけでしたよ。死刑囚を愛する役が私に務まるのか、とか。ただ、演じにくい役ではありませんでした。もちろん、殺人者を好きになるという気持ちはすごく複雑だと思います。でも、薫は、目の前にいる人を好きになっただけなんです。重要なのは背景ではなく「今」。人を好きになるって、そういうことかな、と……。

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