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『新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』(秘)裏話!
【第2回】 2013年3月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
戸田 覚 [ビジネス書作家]

企画書をいつでもどこでも
「情報バンク」として使う便利ワザ

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新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』の取材で見えた企画のテクニックをご紹介する短期連載。第2回目となる今回は、より企画書を使い倒していく方法を紹介しよう。といっても「作り直していろいろな先に提出する」といった話ではない。企画書を「情報バンク」として使う方法の提案だ。

企画書に書き込まれたメモのメリット

 今回の取材でハッ!としたのが、(株)エーチームデザインで拝見した企画書である。大ヒットしたスマホ用手袋「EVOLG」を新規開発した際のものなのだが、見せていただいた企画書には、鉛筆でさまざまな書き込みがなされていたのだ。

 そもそもエーチームデザインはスノーボードのウエアを開発・販売している会社だ。自身がスノーボードを楽しむ企画担当者は、手袋をしたままのゲレンデではスマホを操作しづらいことから、スマホ用手袋の開発を思いつく。そこで企画書を作成したのである。

 面白いのは、この企画書が最初は自分向けに書かれたものだという点である。その後、必要に応じて徐々に手を加え、社内向けにブラッシュアップしていったという。

 自分用の企画書としてまとめた後に、担当者はさまざまな外部の企業に当たって、手袋用の繊維を探したり試作品を作ったりしていくことになる。その過程で、さまざまな情報をメモとしてどんどん追加していったのだ。いわば、企画書を「情報バンク」として活用しているのだ。

新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』に掲載した企画書には、手書きの情報がいっぱい追記されている。数多くの企画書を見てきた筆者だが、これほどメモ書きが多数盛り込まれたものは初めてだった。とても几帳面な方と見え、ていねいな文字の鉛筆書きが並んでいて感心した。

 なるほどと思ったのは、メモ書きに日付を入れていることだ。これなら情報のアップデートや電話などで得たデータを後から確認できる。これ以外にも追記メモのメリットは多そうだ。

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戸田 覚[ビジネス書作家]

1963年東京生まれ。ビジネス書作家、コンサルタント。株式会社アバンギャルド、有限会社戸田覚事務所代表取締役。ハイテク、パソコン、成功する営業のコツ、新商品開発、新事業開発といったテーマを中心に、執筆、出版プロデュース、講演、コンサルティングに携わる。ビジネス誌、パソコン誌、情報関連雑誌をはじめとして多数の連載を抱える。
著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』『プレゼンの極意を盗め!』(以上、ダイヤモンド社)、『すごい人のすごい企画書』(PHP研究所)、『仕事で使える!クラウド超入門』(青春出版社)、『LinkedIn人脈活用術』(東洋経済新報社)など多数がある。
著者ブログ:http://www.toda-j.com/weblog/
株式会社アバンギャルドHP:http://www.avant-garde.jp/


『新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』(秘)裏話!

どんなヒット商品でも、その誕生の裏には必ず興味深いドラマが存在します。『新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』の取材過程で見聞きしたそんなマル秘エピソードを短期集中連載で大公開! さらには、そこから浮かび上がってくる企画立案のテクニックも紹介します!

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