頑張っているのに成果が出ない。どうすればいいのか、途方にくれる人も少なくないだろう。そんな人におすすめなのが、『1位思考──後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣』。「週刊ダイヤモンド」「トップポイント」など数々の書評で絶賛。創業9年目で売上300億円にしたアンカー・ジャパンCEOの猿渡歩氏、初の著書だ。猿渡氏は「適度にサボると生産性は上がる」という。コンサル→ファンド→27歳アンカー・ジャパン入社→33歳アンカーグループ最年少役員→34歳アンカー・ジャパンCEOになった著者が、参入したほぼ全製品カテゴリーでオンラインシェア1位になった秘密は、シンプルな6つの習慣にあった。本書の一部を抜粋しながら急成長の秘密を明らかにしていこう。

1位思考Photo: Adobe Stock

就活時にも使える思考法

 前回、米国の大学在学中、担当教授に「バックキャスティング思考」を活用した事例を紹介した。

 私は、就職活動時にもバックキャスティング思考を活用した。

「ボストンキャリアフォーラム」をご存じだろうか。

 これは、毎年11月頃、米国ボストンで3日間開催される、世界最大級の日英バイリンガルのための就職・転職イベントである。

 100社超の企業が世界中から集まり、日本で就活する時間が取りにくい留学生にとっては貴重な就職活動の場になっている。

 参加者は基本的に全員英語が話せるので、英語力は強みにならない。

自分の強みとして必要なものを逆算

 つまりそれ以外の能力をアピールしなくてはならないのだ。

 自分の強みとして必要なものを逆算し、就職活動でより有利になる人間になるべきだと考えた。

 その方法の一つが企業でのインターンシップで実績を出すことだった。

 インターンとはいえ実際の企業で働き、そこで成果を出せれば、自分が入りたい企業でも同じようにパフォーマンスを発揮できる人材であることを証明できると考えたからだ。

大学3年冬に内定をもらえた理由

 私は米国の大学に通っていたが、2年生から3年生になる夏休みの3ヵ月間(6~8月)に日本に帰国し、IT企業でのインターンを経験した。

 1日8時間、週40時間働き、SEO対策やウェブ広告に関する提案書を書いた。

 私がインターンを終えた後、その施策が成果につながり、集客が上がったという。

 ボストンキャリアフォーラムではこうした実績も話し、3年の冬に内定をもらうことができた。

 まさに、バックキャスティング思考のパワーだ。

(本稿は『1位思考』の一部を抜粋・編集したものです)