ついつい食べて過ぎてしまう食欲の秋。これからダイエットしようと考えている人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。「1ヵ月で痩せました!」「考え方が変わった!」と絶賛の声が続々。大きな支持を集めている。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。「食欲をガマンしない」「キツい運動はしない」「お酒を飲んでOK」などダイエットの常識が次々と覆される。本記事では、「ダイエットの疑問や悩み」について、牧田医師に答えてもらった。(取材:中村富美枝)

痩せられない人に共通する「1つの無自覚な依存症」【生活習慣病の専門医が教える】Photo: Adobe Stock

【悩み】ストレスで甘いものを食べてしまい、ダイエットができない

質問者:30代男性

――仕事が忙しい時期に入ると、普段よりストレスを感じるせいか、ついつい甘いものを食べてしまって、ダイエットを続けることができません。ダイエットが続くいい方法はないでしょうか。

牧田医師:ストレスを感じ続けている状態は、人間にとって不快なことです。

 そこで、脳はドーパミンを分泌して幸せ気分になり、ストレスに対抗しようとします。

 その最も手っ取り早い方法が、糖質を摂ることです。

 だから、ストレスを感じたときに甘いものを口にしたくなるのは、人間としてとても自然な反応と言えるかもしれません。

 太っていない人であれば、たまに甘いものでストレス解消を図るのも悪いことではありませんが、もしあなたがダイエットをしたいというなら、目的に逆行してしまいます。

脳が甘いものを欲しがってしまう

牧田医師:「本気でダイエットをすればやせられるはずだ。今は一時的に仕事が忙しいせいで甘いものを食べてしまっている」という認識でいるかぎり、いつまでもやせることはできません。

 太っている人ほど、重度の糖質依存に陥っているため、脳が甘いものを強く欲しがってしまいます。一時的に体重を落とすことができても、糖質依存に侵された脳が糖質を欲しがってすぐにリバウンドしてしまうのです。

 糖質依存は、アルコールやニコチン、薬物の依存症と同じように、一度なってしまうと抜け出すのは容易ではありません。

 しかも、ほかの依存症より厄介なことに、「不健康なことをしている、マズイことをしている」という本人の意識が低いうえに、スナックやジュースなどの甘いものをどこでも簡単に買えてしまいます。

 この糖質依存の悪いサイクルを断ち切るためには、糖質制限に関する正しい知識とコツを知ったうえで、1日の糖質摂取量を60g以下に落として糖質依存から完全に抜け出す必要があります。