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震災後、専門家より自分を信じる人が18%増加
日本が欧米に“追いついた理由”は?

小川 たまか
【第116回】 2013年3月12日
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 東日本大震災の発生から昨日で2年が経過した。震災後、多くの人がそれまでと人生観や考え方が変わったと口をしているが、マーケティングリサーチを行う「カンター・ジャパン」(東京都渋谷区)が行った調査によれば、震災をきっかけとして日本では「専門家」よりも「自分」を信じる人が多くなったという。

 調査は2012年3~5月に実施。対象は日本、アメリカ、カナダ、中国などの21ヵ国に暮らす16歳以上の男女、各国1000人前後(日本は987人/合計2万1000人)。調査方法は主にインターネット。国によっては対面で調査を行った。

「専門家」より「自分」を信じる派
なぜ震災後に増えたのか

 調査は、「どちらの考え方が世の中をよりうまく生きていく方法だと思いますか?」という質問し、「専門家に助言を求める」「できるだけ自分を信じる」の2つの選択肢から回答を選択させるというもの。

 日本では、「専門家に助言を求める」と答えた人が2009年に59%、2010年に52%と多数派だったが、2011年には34%と大きく減った。続く2012年は37%とやや戻ってはいるものの、震災以降、「できるだけ自分を信じる」と答えた人が多い状況は変わっていない。

 2009年から2010年にかけても「自分を信じる」派の増加傾向は見られるが、2010年から2011年にかけては18ポイント増と大きく増加していることから、震災による影響が大きいと考えられる。

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