志望する業界・業種選び
自分だけの「必勝法」とは

 次に、志望する業界や職種、企業を自分なりに選び、インターンシップへの参加やESの作成、面接などを繰り返していこう。

 うまくいくこともあれば、思い通りにならないこともあるだろう。慣れが重要であり、早めに企業との接触を繰り返す中で「自分軸」が徐々に固まっていくはずだ。

 一方、あまり早くから軸を固め過ぎるのも考えものだ。多くの識者が指摘するのは「自分が知らない世界、業界、仕事はたくさんある」ということだ。3年生(大学院1年生)の夏くらいまでは、就活の活動量全体の1、2割を目安にそれまで知らなかった業界、聞いたことのなかった企業にも意識的にアンテナを向けてみるとよい。

 新しいインターンシップ制度における「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」のプログラムには1年生からでも参加できる。

 下の図で紹介している、同一業界・同一業種内で広く候補企業を探す「業界水平リサーチ」と、ビジネスの川上(仕入れ先など)と川下(販売先など)から候補企業を探す「ビジネス垂直リサーチ」も活用しよう。

図:自分にあった候補企業の探し方※ダイヤモンド・ヒューマンリソースのデータを基に編集部作成
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