人々の生き方、働き方を一変させたコロナ禍が遠のき、「新しい時代」が始まった。そんな中で就活をした主要大学の学生は、どのような企業・団体を選んだのか。国公立・私立主要27大学別の2023年就職先ランキングを作成した。今回は日本大学の就職先をお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)

22年のランキングでは
首都圏の公務員が多かった

 日本大学は、16学部86学科、短期大学部4学科、通信教育部4学部、そして大学院19研究科および2つの独立研究科を有する日本最大級のマンモス大学だ。

 学生数は約7.4万人と、他大学を圧倒してダントツに多い。受験生の間では、東洋大、駒澤大、専修大と共に「日東駒専」と呼ばれ、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)と並ぶ私立大学群の一角を占める。

 2022年の日本大学「就職先企業・団体」ランキングでは、1位は警視庁、2位はアウトソーシングテクノロジー、3位は東京都教育委員会だった。

 ランキングでは、千葉県庁、千葉県教育委員会、埼玉県教育委員会など首都圏の公務員が多かった。他に、日研トータルソーシング、メイテック、マーキュリーなど技術系の人材サービスや、大成建設、積水ハウス、大和ハウス工業などの建設系、サンドラックやノジマなどの小売り系にも強かった。

 23年のランキングでは、こうした傾向に変化があったのだろうか。

日本大学「就職先企業・団体」ランキング2023最新版!「公務員になる人が超多い」傾向は変わったのか?