ブラック企業に勤めながら、貯金0円から1億円を貯めた男の生活とは!?「給料が全部貯まっていくんです」と語り、独特の節約生活がSNSで大バズり! テレビ朝日、TBSなど、各種メディアや韓国や台湾、中国、タイ、ベトナムなど海外でも話題になったのが、絶対仕事辞めるマン氏だ。同氏の蓄財の道のりや、節約生活のすべてを明かした初の著書『1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活』が刊行された。節約生活のきっかけから、貯金の過程や具体的な節約テクニックまで、究極の節約思考とその実践法を丁寧に解説した1冊だ。今回はその刊行を記念し、内容の一部を紹介する。

1億円の貯め方Photo: Adobe Stock

「貯金効果抜群」の意外な方法とは?

 みなさんはお金を支払うときは現金派ですか、クレジットカード(以下、クレカ)派ですか?

 私はプリペイドカード(以下、プリカ)派です!プリカは、お金の無駄遣いを防ぐ方法として見過ごされがちですが、現金やクレカよりも節約に役立つ点があると考えています。

 最近はいろいろな電子マネーやカードが増え、どうやってお金を支払うのかが議論になりがちですよね。その際現金派でよく見られる主張は、
・災害時は現金が必要
・電子はめんどう!
・お金の管理がしやすい
といったところです。最初の2つの理由はもっともなことですね。

 しかしちょっと立ち止まりたいのが3つ目です。「お金の管理がしやすい」。これは本当なのでしょうか。

「お金の使用記録が簡単にたどれる」というメリット

 たとえば、「去年の11月16日に使った金額を1円単位で教えてください」。こんな意地悪な質問をされると、緻密に家計簿をつけている人でなければ現金派は答えられないですよね。他方、電子決済に統一していればすぐに調べられます。記録性という意味では絶対に現金より電子が優れています。

 さらに「お金の管理がしやすい」の意味には「クレカだと際限なく使っちゃう!でも現金だったらその心配はない」という意味もあると思います。さらには、「お金を使っている実感が湧かず、ついつい使いすぎてしまう」という心配もあるのでしょうね。

 そんなときにおすすめしたいのが……プリカです!

 給料日に10万円をプリカチャージして、「今月はこれで過ごすぞ!」というように使えばよいのです。自分で追加チャージしない限り、10万円以上使ってしまうことは絶対にありません。ここがクレカと大きく異なるところです。

プリカに備わるもう一つの「便利機能」

 もう一つ、「貨幣ではないから使っている実感がない」というのはあるかもしれません。ただ、私のプリカの場合は使うたびに、
「110円使いました。残り9万9890円です」
「346円使いました。残り9万9544円です」
というメールが飛んできます。

 これは、使った実感が湧きますよね。昨日使ったお金をよく覚えていなくても、このメールを見て思い出すこともしばしばです。「家計簿」と「ワーニング」機能があるんですね。

 というわけで、節約したいけどお金の管理に自信がない方、管理能力の不安ゆえに現金を使っている方は、プリカ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

(本稿は、『1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活』を抜粋、再構成したものです)